神ゲー気味。『LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶』レビュー!!

セガ
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始めに

始めに

今日は『LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶』についてレビューを書いていきます。

ゲームフィクションについて

あらすじ

 前作より3年後の2021年12月。横浜の伊勢佐木異人町で通報があり、駆け付けた消防隊員がビル内で男性の腐乱死体を発見します。

 それから3日後。源田法律事務所の弁護士・城崎さおりは、新宿駅で痴漢として現行犯逮捕された現職警察官・江原明弘の弁護を担当し、その判決公判に臨んでいました。逃走の一部始終が撮影されており、その映像が何度もメディアで報道されたため、江原への世間の風当たりは強かったのでした。反省もないことから、江原には懲役6か月の実刑判決が言い渡されます。しかし、裁判長が主文を読み上げた後、江原は言います。

「3日前に、横浜の廃ビルから死体が出てきたはずです。もう身元はわかりましたか? まだでしょうね。ではどうか、神奈川県警に知らせてあげてください。その死体の主は御子柴弘といいます。彼は4年前、私の息子を自殺に追いやった。万死に値する人間です」

と。

私刑を巡る法廷サスペンス

 木村拓哉演じる八神隆之を主人公とする法廷サスペンスの二作目です。法廷サスペンスと言っても、実定法周りの設定は怪しく、八神も超人のような身体能力、弁護士、探偵という能力モリモリの冗談みたいなスペックの設定です。

 けれどもドラマのプロットやキャラクター、演出はしっかり作られています。本作は、学校という閉鎖空間でエスカレートするいじめと、それに対する私刑の是非をめぐる作品です。少年法のなかでの、法の正義と社会的なモラルの衝突というありがちなテーマではあるのですが、主要キャラの心理などよく描かれていて、エンディングは圧巻です。八神や周囲の生徒に犯罪ど真ん中の傷害行為をはたらいた生徒が改心してお咎めもそんなになしで和解するとか、突っ込みどころも多いですが、見ごたえのあるドラマです。

陰惨で、カタルシスが少ない

 この作品はコテコテなところは結構コテコテなのですが、いじめの描写や暴力シーンは生々しく、また基本的に勧善懲悪だった前作と違って、ラスボスなどにも当人なりの信念があったり、純粋な悪党ではないことから、倒してもいまいちすっきりしない印象はあります。

 あと、魅力的な悪役やサブキャラが前作の方が多かった印象もあります。また二週目をやると、ミステリ色が強いことから先がわかると退屈なシナリオで、盛り上がるシチュエーションが少ないかもです。

 魅力的なBGM

 Adoの歌う『螺旋』、相馬戦の曲(「Viper」)など、シチュエーションや作品のテーマを象徴するような魅力的な楽曲に満ちています。

ゲームメカニクスについて

箱庭探索アドベンチャー。戦闘もシリーズ集大成

 今作は『龍が如く7 光と闇の行方』で登場した異人町が主なフィールドになっています。それに加えてマップに誠稜高校が追加されています。八神はここに潜入捜査していて、生徒の部活動を手助けするという設定のもとユースドラマというサブストーリーが展開されます。

 『龍が如く6 命の詩。』からドラゴンエンジンが実装され、以後やや戦闘回りの調整不足が目立ってきたシリーズ(0,1[].2[極2].3.4.5.6.7.見参.維新)作品ですが、今回はマイナーチェンジに成功し、遊びやすくなっています。今回はジャッジアイズより引き継ぐ一閃、円舞スタイルに加え、流という受け流し主体のスタイルが追加されました。『龍が如く4 伝説を継ぐもの』の谷村のアクションに近い印象です。また使いづらかった円舞も上方調整され、相手にガードされて攻撃をキャンセル、硬直といった事態が減っています。有効なアプローチが増えて、楽しく遊べるようになっています。それこそこのチームの集大成のような作品で、特にシリーズの中で革新的な遊びがあるわけではないですが、ボリュームとクオリティにおいて最高傑作の一つです。

ユースドラマ

 今回は八神が部活動の顧問という建前で学校に潜入しており、ユースドラマという部活動をめぐるサブイベントが展開されます。総体としては質と量共に充実していてバラエティに富み、『龍が如く5 夢、叶えし者』を連想します。けれどもそれぞれの部活動によってボリュームやミニゲームの質はまちまちです。また、あまり本筋のテーマや物語とあまり(いじめ繋がりですが)関係がないです。

 遊びにくいのが暴走族で、つまらない上に難易度が高いです。伝説のクソゲー、『SIMPLEキャラクター2000シリーズ Vol.3 仮面ライダー THE バイクレース』より多少マシくらいのクオリティのレースげーで、割と結構ひどいです。

ミニゲーム、QTEなど

 ミニゲームに関しては、前作ジャッジアイズでトロコン勢を絶望のズンドコに陥れたドローンレースが大幅に易化するなど、全体的にマイナーチェンジが加えられて遊びやすくなっています。

 けれども今作は凶悪な即死QTEがあり、暗記して入力しないと対応できないレベルなので調整不足を感じさせます。

総評

龍が如くスタジオの集大成

 革新的な要素はないですが、シリーズ集大成です。龍が如くスタジオの作品から一つ選べと言われたら、まずこれを他人に薦めます

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