ブレワイを振り返る!『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』レビュー!

任天堂
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始めに

始めに

最近、ティアキンが話題になっております。そこで、今回は前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』についてレビューを書いていきたいと思います。『ゼルダ無双 厄災の黙示録』に派生します。

独創性完成度快適さボリュームフィクションその他判定
98488優(39)

ゲームフィクションについて

あらすじ

 主人公・リンクは長い眠りから目覚めます。100年前、復活した厄災ガノンによりハイラル王国は滅び、リンクも敗れて100年間眠っていました。その間ゼルダはたった一人で厄災ガノンを食い止め続けていました。リンクは厄災ガノンを倒しゼルダを救おうとします。

トゥーン調で美麗なグラフィック

 ハード的制約があるためオブジェクトは少ないものの、トゥーン調のグラフィックは愛らしく美麗です。『テイルズ オブ ヴェスペリア』『二ノ国Ⅱ レヴァナントキングダム』のような温かみのあるグラフィックとなっています。上田文人作品(ICO、ワンダトリコ)のような、温かくもどこか不気味で儚い世界が描かれています。

ハイファンタジー

 ストーリーはこのシリーズらしいベーシックなハイファンタジーで、特に秀でたプロットの構造があるわけでも分岐があるわけでもないですが、キャラクターは魅力的です。

 とはいえ『ウィッチャー3』『サイバーパンク2077』『フォールアウト4』のようなインタラクティブなストーリー、テクストボリュームをオープンワールドジャンルに期待すると肩透かしを喰らいます。物語は副次的です。

ゲームメカニクス

オープンワールド

 この作品の魅力はなんといってもそのオープンワールドのデザインにあるでしょう。この作品はフィールド全体がシームレスにつながった3D空間としてデザインされたオープンワールドなのですが、特徴はその地形デザインの完成度の高さです。この作品は『ウィッチャー3』『サイバーパンク2077』などのようにフィールドに膨大な量のテクストとイベントがある作品とは異なり、物語的な要素は少ないものの、フィールドには圧倒的な量の遊びが満ちています。マップはあらゆる部分がデザインし尽くされているため、歩けば歩くほど新たな発見や感動があって、オープンワールドというものの本質がここにあります。「ふんばりゲージ」が設定され、これを消費することでほぼあらゆるフィールドの地形を移動することができるのですが、これが探索に圧倒的な自由度と快楽をもたらします。

 またこのゲームは『エルデンリング』『モンスターハンターワールド』(IB)と近いですが、『ゼルダの伝説』というシリーズの伝統の歴史の中でオープンワールドを築き上げたということが最大の魅力だと思います。従来のゼルダの伝説はもう少し小規模な箱庭の探索ゲームで、謎解きと探索を主な特徴としていました。そうした『ゼルダの伝説』という歴史を踏まえたところで、『ゼルダの伝説』論、オープンワールドジャンル論として第一級のアンサーとなったのが本作と言えるでしょう。

謎解き

 この作品ではシーカーアイテムと呼ばれる謎解きのためのアイテムがあり、これを駆使して各地の祠のパズルにアプローチします。パズルのデザインは例えば『Portal』のように、状況の構造化とそれへのアプローチのための導線がはっきりしていて悪問がなく、極上のパズルが楽しめます。

戦闘(ジャスト回避)、リソース管理のエコノミー

 戦闘は敵の攻撃をジャスト回避すると『ベヨネッタ』シリーズ(1.2.3)のウィッチタイムのように、敵がスローになってプレイヤーキャラクターのアクションが高速化し、大ダメージを与えられます。また武器は基本的に消耗品で、使い捨てです。そのためなるべく戦闘は避けなくてはいけません。荒野で武器のリソースをやりくりするエコノミー要素が設定されています。

 全体的に戦闘は大味で深い遊びはありません。ここはティアキンで化けます。

総評

箱庭探索ゲームの頂点だが…

 『ヒットマン』リブート三部作(1.2.3)などのような箱庭探索ゲームのトップランカーですが、とはいえゲームのデザイン上、マイクラやビルダーズシリーズ(1.2)などのサンドボックスジャンルのような、明確な正解は少ない中プレイヤーが無数に用意されたアプローチに能動的かつ主体的にコミットするジャンルが好きでないと合わないです。 

 それとアサクリのオープンワールド(Or.OD.Va)路線が合わないシリーズファンがいるのと似ていて、ピンとこないゼルダシリーズファンも一定数いるでしょう。

 

 

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