最高の神ゲー。『ウィッチャー3 ワイルドハント』レビュー!!

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始めに

始めに

今日は『ウィッチャー3 ワイルドハント』についてレビューを書いていきます。

独創性完成度快適さボリュームフィクションその他判定
8939105優(44)

ゲームフィクションについて

あらすじ

 ニルフガード帝国による北方諸国への侵攻が始まり、北方のテメリアは滅亡しました。北方諸国の1つレダニアが隣国に侵攻して残った北方諸国を併呑し、旧テメリア領はニルフガードとレダニアによる争いが起こっています。

 リヴィアのゲラルトは恋人イェネファーを探して、ニルフガードに征服された旧テメリア領ホワイトオーチャードに来ていました。実はイェネファーはニルフガードを率いるエムヒル皇帝の臣下となっており、ゲラルトは皇帝から直々に依頼を受けます。依頼はシリの捜索でした。彼女は時空を操れる古代エルフの血を引く末裔でありエムヒルの実娘でした。シリは幽鬼の軍団「ワイルドハント」に追われているらしく、ゲラルトはシリの捜索を始めます。

アルジャノン=ブラックウッド、ラブクラフト風のオカルト探偵、コズミックホラー

 本作はブラックウッドやラヴクラフトを思わせるオカルト探偵もので、ウィッチャーと呼ばれる魔法剣士ゲラルトがトラブルシューターとして活躍し、怪物や異世界からの敵と戦う物語です。ラヴクラフトのコズミックホラーのごとく、この世界には異次元の世界があり、そこから襲撃してくるワイルドハントとゲラルトの衝突が描かれます。

 本作は中世ファンタジー風の世界観やそのオープンワールドとのフュージョンこそ、スカイリム(SP)などの先駆者と一見被るものの、本作が独自の魅力を湛えているのはやはりその世界観や登場人物の設定や物語の圧倒的な作り込みや演出にあると言えるでしょう。ベセスダのゲームというのは概して湿度低めでドライな演出の作品が多いですが、本作は主人公もキャラクターとしての陰影がはっきりデザインされていて、重厚でウェットでドラマティックな物語が展開されます。

世界観や登場人物はどこまでも緻密にデザインされ、架空戦記的な設定の中で翻弄されていくキャラクターの一人一人の物語がどこまでも丁寧に描画されています。印象としては『マスエフェクト』シリーズ(1.2.3)とかと近いですが、あちらの方がインタラクティブ性は上です。

ゲームメカニクスについて

オープンワールド

 本作はデザインの方向性としては一般的なオープンワールドで、全体的にゲームメカニクスにおいて革新的な要素があるわけではないのですが、それでも隠し情報を探索する楽しみや、サブイベントやメインストーリーにおけるナラティブチョイスでの分岐の豊かさ、イベントの豊潤さが圧倒的です。

 ただ馬など移動周辺のUIが悪く、フィールド探索の楽しみを削いでいる部分もあります。あと、落下ダメージが大きすぎます。

戦闘、育成

 戦闘は演出は拘っていてモーションやエフェクトなども派手で楽しいですが、遊びとしての深さはありません。けれども剣戟の楽しさはあるのでこんなものでいいでしょう。ステップで回避しながら魔法で相手をノックアウトさせたりしつつ剣で攻撃します。ただレベル補正も大きく、難易度は結構高いです。

 戦闘も緩い作りなのと、アビリティに強弱の差がありすぎるというのもあって、スキルのデッキビルドは選択の幅が少なく、あまり楽しくないです。この辺りは『サイバーパンク2077』の方が上です。

総評

極上のオープンワールドアドベンチャー

 オープンワールドアドベンチャーの傑作です。おすすめ。戦闘とか部分的には『サイバーパンク2077』に劣っていますが、アドベンチャーゲームとしてはこちらが上です。

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参考文献

風間賢二『ホラー小説大全[増補版]』(2002.角川書店)

 

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