良ゲー。『二ノ国II レヴァナントキングダム』レビュー!!

レベル5
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始めに

始めに

『二ノ国II レヴァナントキングダム』についてレビューを書いていきます。

ゲームフィクションについて

あらすじ

 二ノ国のゴロネール王国。国王ラウゼオの突然の死により、エバン・ドリスファン・ニャンダールは王位継承します。しかしその日、クーデターが起こるのでした。

 一方、A国の大統領であるロウラン・クラインは車での移動中にミサイル攻撃で瀕死の状態になります。そして謎の光に包まれ二ノ国へワープします。そこはエバンの自室で、ロウランはなぜか40代から20歳くらいまで若返っていました。

 エバンとロウラン、そしてエバンの侍女であり親衛隊隊長のアルフィニーと共にクーデターから避難しようとするものの…

レベル5の開発力は健在

 レベル5といえばかつてはドラクエ8の開発などでグラフィック面を中心に圧倒的な開発力を示してきた一方で、グギャー、『白騎士物語』シリーズなど、自社IPでは子供騙しにもならないスカスカのクソゲーをクオリティの高いPVで宣伝し、胸を躍らせて飛びついてきた多くのキッズを絶望のズンドコへと陥れ大人へと育成してくれる罪深いメーカーとして知られていました。

 しかし近年では、『イナズマイレブン』シリーズ、『妖怪ウォッチ』シリーズなど、大人のプレイにも耐える佳品をものすようになり、自社IPに関してもいい意味で存在感を示すようになっていました。本作もグラフィックだけだった前作とはうってかわって、カジュアルに洗練されたゲームデザインと完成度の高い演出で我々を楽しませてくれます。上に書いたあらすじを読むと安っぽく不安になるのですが、シナリオを除けば全体的にクオリティは上々です。

温かみのあるグラフィック

 本シリーズはジブリスタジオが協力しており、本当にジブリ映画を観ているかのようで、その世界を歩き回れるという感動があり、キンハーシリーズ(1.2.3)にも近いです。TOVのような温かみのあるグラフィックが感動を生みます。グラフィックの良さは前作を継承しつつ乗り越えています。

シナリオが弱い

 流石に素人が脚本をやっているので、シナリオが弱いしいい加減です。キャラクターも声優の演技とグラフィックによって印象的に仕上がっているものの、ちょと背景的なドラマなどは弱いです。全体的に、本作は惜しい印象で、ゆくゆくはテイルズシリーズなどに並ぶ中堅シリーズとしてブランドを確立できそうな印象はあるものの、ちょっと不安な要素も多いです。

ゲームメカニクスについて

回避主体のアクションRPG

 本作はベーシックなアクションRPGとなっています。深い遊びがあるわけではないですが、直感的な操作に優れています。回避を駆使しつつ遠距離攻撃と近距離攻撃を使い分けていきます。武器バーストという蓄積していくゲージを消費して発動する強力なスキルがある他、エリアに現れるフニャという精霊のそばでコマンド入力するとサポートを得られます。やや単調ですが演出も派手で楽しいです。

王国経営のエコノミー、ワーカープレイスメント

 本作のサブイベントなどは『龍が如く』シリーズ(0,1[].2[極2].3.4.5.6.7.見参.維新)などと似て、遊びとしてディープなものがあるかというと微妙ですが、遊びやすく演出もこだわったものが多く、表現が豊かです。王国経営のキングダムモードは資金調達と配分、施設の強化、人員配置のワーカープレイスメントなど、種々のエコノミー要素でデザインされていて、作業感は強く単調なんですが、例えば似たようなゲームメカニクスである『龍が如く0』の不動産経営と比べてもずっと演出が豊かです。本作は施設がアップグレードされるたびにグラフィックも変化していきます。それも一つ一つ異なるオブジュエクトがです。ディープな遊びはなくても細やかな演出の完成度に圧倒されます。

進軍バトル(SLG、属性ジャンケン)

進軍バトルはSLGで、属性じゃんけんに合わせて適切な軍団を相手にぶつけつつ、人員を補給、スキルを発動していくもので、深い遊びはないですが、イベントや演出も凝っていて楽しいです。

総評

佳作だが、やや物足りない。ポテンシャルは高い

 佳作ですが、遊びの深さ、バリエーション、シナリオなど物足りない点も目立ちます。けれどもポテンシャルは高いといえます。もし順調にこのまま育てば中堅ARPGとしてのブランドを確立するでしょう。

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