神ゲー。『ゴッド・オブ・ウォー』(2018)レビュー!!

ソニー
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始めに

始めに

今日は『ゴッド=オブ=ウォー』(2018)についてレビューを書いていきたいと思います。シリーズリブートに近い続編です。

独創性完成度快適さボリュームフィクションその他判定
884783優(38)

ゲームフィクションについて

あらすじ

 シリーズ前作までで(1.2.3)ギリシャ神話の神々への復讐したクレイトスは自決するも生き永らえ、北欧の地へと流れ着き、そこで新たな家庭を築き平和に暮らしていました。しかし突然、最愛の妻フェイを亡くします。遺灰を九界で一番高い山の山頂から撒いてほしいという遺言を果たすため、クレイトスは息子のアトレウスと旅に出ます。そこでバルドルという思わぬ来訪者と出会い…

実質シリーズリブート。メロドラマに

 一応3までとの連続性はあるものの、ほとんどリブートのような内容になっていて、シナリオの方向性も舞台設定も全然変わっています。

 家族の復讐に取り憑かれたクレイトスの終わりなき復讐を描いた従来のシリーズでしたが、これまでの作品はそれこそタランティーノ監督『キル=ビル』シリーズ(1.2)のように、絶え間ない激烈な暴力に彩られた復讐劇でした。ザック=スナイダー監督『300 〈スリーハンドレッド〉』のような、マッチョで誇張的なソードサンダルの現代版でもありました。

 本作のクレイトスはかなり性格がまともになって、感情的になりやすい息子・アトレウスを嗜めたり助言したり、父として悩んだり、人助けをしたり、これまでの作品では復讐のためには無関係の人間すら巻き込み時には殺してきた外道ぶりが嘘のようで、さながらフリーザに殺された後のベジータです。従来作品がひたすらバイオレンスを描くマカロニウェスタンめいた復讐劇とするならば、本作は家族の葛藤を描くファミリーメロドラマになっています。

フェミニズムSF

 本作は父性、母性をめぐるフェミニズムSFとなっており、フレイヤとバルドル母子とクレイトスとアトレウスの対比が見どころです。

 母としての役割に囚われ息子に執着し、その生命の自由を脅かすフレイヤと生き死にさえ自分で決めることができない不死身のバルドルの絶望が、クレイトス父子の視点から描かれます。完成度は高く、シナリオは好印象です。

ゲームメカニクスについて

TPSアクション、パートナー

 本作はアトレウスというパートナーのNPCを導入した影響によるものか、背後が死角になるTPSのような視点となっていて、見下ろし型のカメラから変化しました。バトルは印象として『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』と似ていて、ガード不能な危険攻撃を回避しつつ、タイミングよくガードしてパリィを成功させることでカウンターを決めていきます。直感的な操作が可能で爽快感がありますが、量が多いこと、敵のバリエーションが少ないことから単調にも感じます。あと武器種も少ないので、有効なアプローチが少ないです。

 クレイトスは「リヴァイアサン」「ブレイズ・オブ・カオス」「素手」の3種類のバトルスタイルを使用可能で、状況に応じて使い分けます。パートナーのアトレウスには簡単な指示が出せるので、状況に合わせて適切な指示を出していきます。

アンチャーテッド風のアドベンチャー

 今作は従来からあるパズル要素が増しています。リヴァイアサンと呼ばれる斧がメイン武器としてあり、これをうまく使ってパズルを解いていきます。パズル要素に関してはそこそこのクオリティで『アンチャーテッド』シリーズ(1.2.3.4)のような感じですが、けれども導線が至らない部分もあります。

 それと、超人的な身体能力を持っているクレイトスがちょこちょこパズルを解いてルートを開拓していく姿はまあまあシュールです。

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