『biohazard HD REMASTER』レビュー

カプコン
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始めに

始めに

『バイオハザード』(02)のレビューを書いていきます。シリーズ1(1{リメイク[HD]}.2[RE2].3[RE3].4[RE4].5.6.7.8.リベ[アンべ].リベ2.0)作目のリメイクです。

独創性完成度快適さボリュームフィクションその他判定
784682良(34)

ゲームフィクションについて

あらすじ

 1998年夏、アメリカ中西部の地方都市ラクーンシティの郊外で、孤立した民家が10人前後のグループに襲われ、住民が食い殺される猟奇的殺人事件が発生します。その異常性にも反して犯人は特定されず、事態を重く見たラクーン市警は特殊作戦部隊S.T.A.R.S.に出動を要請します。7月23日の夜、同部隊のブラヴォーチームが街郊外のアークレイ山地にヘリで捜査に向かったが、その後通信が途絶え、チームは行方不明になります。翌日24日の夜、主人公クリス、ジルの二人が所属するアルファチームがブラヴォーチーム捜索のため現場へと向かい、墜落したヘリとパイロットの遺体を発見します。直後、皮膚が腐り落ちた、異様な姿の野犬の群れに襲われ、隊員の一人ジョセフ=フロストが死亡、もう一人が行方不明となり、ヘリで待機していた隊員ブラッド=ヴィッカーズはヘリで飛び去ります。残された隊員たちは森の中を逃げ回り、古びた洋館へ逃げ延びます。

オリジナル版初代のリメイク

 本作はオリジナル版のリメイクです。原作からほとんどストーリーも変わらない、原点に忠実なリメイクです。追加シナリオはリサ=トレヴァーの追加くらいで大きな変化はないですが、オリジナル版のゴシックホラーのムードを忠実に再現するリメイクで、『バイオハザード5』『バイオハザード6』と損なわれていって、RE:2ヴィレッジようやく再生を遂げた芳醇な恐怖の味わいがここにはあります。

ゲームメカニクスについて

固定カメラでの3Dアドベンチャー

 本作は『バイオハザード4』以前のビハインドビューのTPSになる前の作品です。4以降の作品ではリアルタイムでエイムのセンスが要求されますが、本作は構えると自動で敵の方向を向くので、エイムは要求されません。基本的にはアクションセンスはほとんど要求されなくて、パズルアドベンチャーとしての要素と、リソース管理のエコノミー要素が中心です。戦闘は敵に応じた武器の選択と適切な攻撃の距離や方向、タイミングを捉えることが肝です。強敵に下位の武器種や弾薬を使うと怯ませられずにダメージを食らってしまったりするし、ゾンビを発砲でダウンさせられる回数を見誤ると接近されて攻撃を喰らいます。

ディフェンスアイテム、新武器

 本作では新しく緊急回避のためのアイテムが追加され、これを使用して即死攻撃や攻撃を回避できます。このシステムはRE:2RE:4にも継承されます。その他いくつか武器が追加されていますが、大きな変更はありません。

新難易度

 隠し要素、難易度の追加がいくつかあります。まず爆弾ゾンビ。クリス、ジル共にNORMALでクリアした後、2周目のプレイでは体中に手榴弾を巻きつけたフォレストのゾンビが出現します。プレイヤーが違う部屋に移動しても、そこが設定された活動範囲内であれば追跡してくる、移動速度はクリムゾン・ヘッド並みという特徴があります。プレイヤーのあらゆる攻撃(ディフェンスアイテム以外)で爆発します。こいつの存在はキャンセルできないため、正直恐怖よりも単純にイライラします。
 「リアルサバイバルモード」では、自動照準が働かない、難易度は強制的にHARD、アイテムBOX同士が繋がっていない、無限武器を使用できないなどの調整が見えます。また、東の階段廊下 と裏口への廊下を結ぶドアを何度でも通行できる、爆弾ゾンビが出現しない、マップ画面で各所のアイテムBOX内を確認可能、などのアシストがあります。0と近いデザインと感じますが、正直手抜き調整です。
 インビジブルモードでは名前の通り、敵の姿が見えません。敵の配置や行動パターンの事前把握は必須です。ただし、敵の攻撃を受けた際にはわずかに姿が見える、鏡や水溜りなどには敵の姿が映る、ダガーナイフは敵に突き刺すと消えずに視認できるなどの調整が見えます。リアルサバイバルモードと同様に自動照準は働かず、無限武器も使用できません。これはリベレーションズ2にもありますが、そっちの方が調整がうまくて(パートナーシステムにうまくこのギミックを取り入れている)、本作のこのモードはリソースの使い回しで微妙です。

 つまるところ本作のやり込み要素はリソースの使い回しで水増し気味です。

エネミー

 本作はリサ=トレヴァーというキャラクターが追加されました。これは設定もシリーズの世界が深まって面白いですし、キャラクターも立ってます。バイオ3(RE:3の原作)の追跡者やRE:2のタイラントのような感じですが、登場するエリアはもっと狭いです。どれだけダメージを与えても、基本的には倒せません。

 それとクリムゾンレッドという再生ゾンビが出現します。これはゾンビを炎で燃やすという特定フラグを積まないと、後に倒したゾンビが強化されて復活するというものになっています。これに関しては、0のアイテムボックス廃止にも似て、単純に煩わしさが増している印象の方が強いものの、一応ゾンビの死体を燃やすリソース配分のエコノミー要素も生まれています。

総評

リメイクとして完成度は高いが至らない点も多い

 初回は楽しいのですがやり込むとリソースの使い回しや適当な調整が目立ちます。総合としては0の方が好きです。ただ名作です。

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