神ゲー。『Cuphead』(カップヘッド)レビュー!!

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始めに

始めに

『Cuphead』について感想を書いていきます。

独創性完成度快適さボリュームフィクションその他判定
993792優(39)

ゲームフィクションについて

あらすじ

 むかしむかし、インクウェル島に、カップヘッドとマグマンという兄弟とケトルじいさんが暮らしていました。ある日、2人はケトルじいさんの忠告を破り、デビルのカジノに入ります。そこで連勝し、気を良くしているとオーナーであるデビルが現れ、魂を賭けてカジノの全金品を賞品とした勝負を持ちかけられます。カップヘッドは賭けに負け命乞いしたところ、債務者のタマシイを取り立てろと命じます。
 2人は命を賭けた大冒険へと旅立ちます。

卓越した新古典主義

 本作はハリウッド黄金時代のウォルト=ディズニーやフライシャー兄弟のアニメーションなどのビジュアルをベースに、ふんだんにアメリカの古典的なアニメーションのスタイルを意識しています。その新古典主義者としての手腕は本当に卓越していて、ロバート=ゼメキス(『ロジャー=ラビット』)、スティーブン=スピルバーグ(『ジョーズ』)、ジョー=ジョンストン、宮崎駿(『もののけ姫』)、高畑勲といった巨匠にも匹敵し、古典の息吹を再現しています。登場する債務者(ボスキャラクター)のデザインも機知に富んでいて素晴らしいです。

ゲームメカニクスについて

アクション

 サイドビュー式の横スクロールアクションで、『ロックマン』シリーズ[1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11]と近いです。

 ジャンプ、ダッシュ、しゃがみ、ショットなどが基本アクションです。固有のアクションにパリィがあり、一部のオブジェクトや攻撃はパリィできます。この時、必殺技のゲージが蓄積します。

ステージ

 本作品はサイドビュー式の横スクロールアクションですが、メトロイドヴァニアに括られる『Hollow Knight』『Dead Cells』に比べると、ステージの隠し情報、不確実情報を探る探索要素は抑えめで、基本的にステージは「ボスステージ」(メインのコンテンツ。ボスだけがいる)、「ラン&ガン(育成のためのアイテム収集ステージ)」「霊廟」(必殺技の獲得ステージ)からなります。全体としては『ロックマン』シリーズ[1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11]や『ロックマンX』シリーズ[1[無印,イレ].2.3.4.5.6.7.8]と近いですが、本作はボスのステージと探索ステージが分離されているのが特徴です。

 ボスステージが中心で、ボスとの戦いは難易度が高いです。ソウルシリーズ(1.2.3)のような死闘が繰り広げられます。

 ボスはいずれも強敵ですが、難易度調整は徹底されていて、基本的には理不尽さは感じられないです。ただいくつか運要素の絡む(状況によってどう移動しても回避不能な攻撃が存在する)ステージはあります。相手のモーションを見極めて、攻撃を当てていきます。

デッキビルド(ショット、お守り、必殺技)

 本作品はショットと呼ばれるメイン武器(ロックマンシリーズ[1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11]、『ロックマンX』シリーズ[1[無印,イレ].2.3.4.5.6.7.8]のロックバスターのような感じ)、お守り、必殺技のデッキビルド要素があります。

 ラン&ガンステージを攻略して入手できるコインを消費して装備を入手できます。ショットに関しては一長一短でバランスがいいですが、お守りと必殺技は使いやすいものが少ないため、アプローチが限定されてはいます。

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