『Dead Cells』レビュー!

モーションツインズ
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始めに

始めに

『Dead Cells』についてレビューを書いていきます。

ゲームフィクションについて

あらすじ

 緑色のスライム状のものが、処刑された首のない囚人に入ります。すると死体は動き出し、プレイヤーは彼を操作できるようになります。進むと「女騎士」に会い、主人公が不死身になったことを告げます。女騎士は主人公に「お前にはやるべきことがある」と言いますが、それが何かはわかりません。

ソウルライクのゴシックファンタジー

 本作品は『ダークソウル』シリーズ(1.2.3)にも似た語り口になっていて、断片的な情報をつなぎ合わせて世界観、設定などを構造化するデザインになっています。雰囲気的には『プリンス=オブ=ペルシャ』に近くて、アジア風味のロケーションを探索する中で世界観への理解を深めていきます。ただ似たような『Hollow Knight』と比べると、たぶんそんなには設定をかっちり作り込んでいる感じではなくて、プレイヤーの自由な解釈に委ねている印象です。

ゲームメカニクスについて

ローグライクとディアブロ風のハクスラデッキビルドのフュージョン

 本作の最大の特徴は、ローグライクの自動生成ダンジョンと、ディアブロ(1.2.3[EC].4)風のランダムドロップアイテムによるデッキビルドのゲームメカニクスを合わせたサイドビュー式横スクロールアクションになっていることです。『風来のシレン』シリーズや『トルネコのダンジョン』シリーズなど、ローグライクRPGには似たようなゲームメカニクスのデザインは従来からあります。しかし横スクロールアクションゲームジャンルにはこうしたデザインは例を見ないものでした。最近では『リターナル』におけるTPSとローグライク、ハクスラのフュージョンが見えましたが、同様に本作も独創的なジャンルへの挑戦です。

 斬新で完成度は高いもののまだ荒削りというか、流石に小規模なスタジオの限界を感じるゲームリソースの量で、装備のバリエーションやステージのボリュームも少ないため、やや物足りなさも感じます。続編やフォロワーの動向にはしかし、期待が持てます。

デッキビルド

 ビルドは赤、緑、青の三系統の能力のレベルアップアイテムとそれぞれの系統の武器を取捨選択していきながらデザインしていきます。

 どの系統も強いですが、武器種の傾向として極端に強い武器がちょこちょこあって、あとは癖が強いけどそこそこ強い、みたいな感じなので、結構効率プレイをしていくとビルドのデザインの幅は少ないです。

 普段使っていない武器を組み合わせてみたら思いがけない発見があった、みたいな経験はそれゆえ少ないです。

総評

偉大なジャンルの資金石

 デスストルフランと近く、ジャンルに対する偉大な資金石と言えますが、作品の完成度は特にボリュームの問題などからそこそこです。

関連作品、関連おすすめ作品

・『Hades』『Inscryption』『Loop Hero『Vampire Survivors』:ローグライクの名作。

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