良ゲー。『ペルソナ3 ポータブル』レビュー

アトラス
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始めに

始めに

今日は『ペルソナ3 ポータブル』について感想を書いていきます。

独創性完成度快適さボリュームフィクションその他判定
883880優(35)

ゲームフィクションについて

あらすじ

 2009年4月。10年前に両親を事故で亡くし、親戚に育てられた主人公は、小中高一貫校である月光館学園の高等部に編入することになります。

 しかし学生寮に入寮して間もなく、異形の怪物・シャドウに襲われ、秘められていたペルソナ能力を覚醒させます。

エヴァンゲリオン風の学園ジュヴナイル。シリーズの転換点

 中の人繋がりというのもありますが、満月の日にやってくるシャドウとの戦いが使徒を思わせたりするのと、神話ネタ繋がりというので、全体的に『新世紀エヴァンゲリオン』(TVアニメ版)の影響を伺わせます。

 よくも悪くもこれがシリーズの転換点となり、メガテンシリーズメガテンシリーズ(真1.真2.真3[HD].真4.真4F)と明確に区別されるようになった本シリーズですが、本作を特徴つけるのは、何と言ってもボーカル付きのディスコサウンドです。ディスコクラブ系のヒッポホップ、ラップを取り入れたRPGというのはなかなか例がなく、『Mother』シリーズではメタルに加え、サイケデリック、プログレミュージックが取り入れられるなど先駆的な実験が見えましたが、本作はディスコ、クラブ系のヒップホップ、ラップによって作品のムードを演出しています。

 本シリーズの元ネタであるジョジョシリーズ(1.2.3.4.5.6.7.8)もロックカルチャーなので、その流れを汲んだものと評価できます。

『学校の怪談』シリーズ

 本シリーズの1.2作目は特に映画『学校の怪談』シリーズ(1.2.3.4)の影響が強いものでした。ジュヴナイル特有の独特のインモラルな風味と不気味さを湛えたホラーで、何とも言えない魅力がありました。そうしたホラー風味は本作も継承されて入るものの、エヴァンゲリオン要素が強くてちょっと路線が変わっています。3以降では4が一番、1.2の『学校の怪談』シリーズ(1.2.3.4)の風味を残しています。

運命を受け入れるドラマ

本作品は自身の運命を受け入れるストーリーという点で、『ペルソナ2 罰』やFF15とも重なります。刻一刻と迫るカウントダウンを前に、主人公や仲間たちはどう生きるのか、必見です。

フェスの追加シナリオは黒歴史化(?)

 フェスにあった後日談は収録されておらず、評判もいちじるしくなかったので黒歴史化したのかもしれません。実際、後日談は本編からアドベンチャーパートを抜いてダンジョンだけやらせるという劣悪なデザインではありつつ、本編(男主人公)では印象の悪い順平の成長や、アイギスの苦悩が描かれるなど、ドラマとしては程度の低いものとは感じなかったので、ちょっと寂しい気もします。

ゲームメカニクスについて

アドベンチャー(カレンダー制.性別選択)

 基本的に説明がP5(R),P4(G)と重複するので、端折りますが、本作独自の特徴として主人公の性別を選択できるという点です。しかもそれによってアドベンチャーパートでの攻略対象のNPCが変化するなど、大変なボリュームになっています。

 またコミュのシナリオについても印象的なエピソードが多く楽しめます。

タルタロス(ローグライク、自動生成ダンジョン)は…

本作のRPG要素はタルタロスというローグライクの自動生成ダンジョンがになっていますが、これは評判が悪いです。P5(R)のメメントスのような感じですが、変わり映えのしない殺風景なステージが長く続きます。探索していてもあまり楽しくないです。このダンジョンのステージデザインの微妙さは4(G)、5(R)とずっと続きます。

関連作品、関連おすすめ作品

・『アストラルチェイン』:ジョジョフォロワー。

 

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