良作。『牧場物語 再会のミネラルタウン』レビュー!

マーベラス
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始めに

始めに

『牧場物語 再会のミネラルタウン』についてレビューを書いていきます。

独創性完成度快適さボリュームフィクションその他判定
864750良(30)

ゲームフィクションについて

あらすじ

 豊かな自然に囲まれた町「ミネラルタウン」。幼いころ、祖父の牧場を訪れた主人公は、都会では経験できない豊かな時間を過ごしました。

 それから十数年。「ミネラルタウン」を訪れた主人公を待っていたのは、祖父が亡くなり、荒れ果てた牧場でした。主人公は、ここにもう一度あのあたたかな牧場を作ろうと決意します。

グラフィックが貧相

 本作は等身の低い3Dグラフィックと立ち絵は愛らしく魅力的なのですが、いかんせんオブジェクトやテクスチャの密度が低く、絵として貧弱です。オブジェクトが少なくても、もう少しなんとかならなかったのかと思います。ここがまともだったらもっと表現として豊かになっていたと思います。

 絵としてやや弱くてもペルソナシリーズの3以降(3[P].4[G].5[R])のように、音楽など別のアプローチから演出も盛り上げる路線もあるでしょうが、そうした魅力も本作はなかなかありません。

キャラゲーとしてはぼちぼち

 『ルーンファクトリー』シリーズ(1.2.3.4[S].5)の立ち絵がギャルゲーというか深夜アニメっぽい絵柄になのに対して、本作は低年齢向けの少女漫画のようなキュートで線の少ない絵柄が特徴です。自分はこちらの方が好きで、またキャラゲーとしてもキャラクターは魅力的です。この辺りは及第点という感じです。

ゲームメカニクスについて

スローライフという名の忙しいエコノミー(収集、農業シミュレーション)

 『牧場物語』シリーズといえば、似たような雰囲気の『どうぶつの森』シリーズ(無印,おい,街へ.とびだせ,あつ)と比べると遥かに忙しく、毎日動き通しになることが知られています。まるで都会の喧騒に疲れて田舎へ逃れてくる、もやしどもをわからせようとするかのようです。プレイヤーは毎日朝から挨拶まわりや農業に精を出し、それがすんだら鉱山に入ってボロボロになるまで探索…というのを過労死寸前まで主人公を追い込みながら毎日続けます。

 どういうことかと言いますと、実際のところ本シリーズも『どうぶつの森』シリーズ(無印,おい,街へ.とびだせ,あつ)同様、こなさないとゲームオーバーになるようなノルマはないため、何もせず漫然と生活していてもいいのですが、増築やアイテム収集、イベントの回収など、何か目的を持ってゲームにコミットしようとすると、たちまちやるべきことが芋づる式に増えていき、それに一日や一年といったリアルタイムで進行するタイムスパンの短さ、時限イベントなどの存在があって、毎日のスケジュールが過密です。

 なので本シリーズを遊ぶ場合は、初心者はそうした部分を踏まえて自分のニーズに合っているか考える必要があります

エコノミー要素は質量ともに安定した内容 

 本シリーズは結構調整にムラがあって遊びづらい作品も多いですが、本作品はゲーム部分に関しては安定の仕上がりです。いつも通り、エコノミー要素は鉱山採掘と農業シミュレーションからなりますが、遊びやすいです。サクナヒメと比べると、農業要素はもっとシンプルで、耕す、時節に合わせて種を蒔く、水をやるにそれぞれワンボタンアクションくらいで済みます。ビルダーズシリーズ(1.2)くらいの感じです。

 鉱山は自動生成ダンジョンで、ランダムに下へのハシゴが設定されていて、その隠されたマスをシャベルで掘ると下へ進めます。深層ほどレアなアイテム(装備素材、換金アイテム)が多いです。体力ゲージが設定されており、シャベルを使うとそれが減少するので回復アイテムを使ったりうまくやりくりしながら進んでいきます。

アドベンチャー要素も楽しいが

 毎日会話したりプレゼントしたり好感度を上げたりすることでフラグをこなし、イベントを進行させていくことができます。毎日話さないと好感度が下がることはこのゲームの忙しさを良くも悪くも助長します。

 ただコロポックル、カッパ、女神など、知っているのと知らないのとでは作業効率が大違いの要素が結構わかりづらい形で隠されていて、賛否分かれるかもです。

総評

シリーズの中では比較的おすすめ

 このシリーズは出来不出来のムラがありますが、本作は全体的には良作です。ただこのシリーズは結構人を選びます。基本的には良くも悪くも作業ゲーで、それを楽しめるかどうかです。

関連作品、関連おすすめ作品

・『ドラえもん のび太の牧場物語 大自然の王国とみんなの家』:最近のおすすめ牧物

・『スターデューバレー』:牧物ライク。

 

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