クソゲー気味だが遊べる『CODE VEIN』(コードヴェイン)レビュー!

バンナム
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始めに

始めに

『CODE VEIN』についてレビューを書いていきます。あまりお勧めしませんが、遊べる内容です。

独創性完成度快適さボリュームフィクションその他判定
353761良(25)

ゲームフィクションについて

あらすじ

 世界は唐突に崩壊の時を迎えます。「審判の棘」に貫かれて地殻は裂け、吸血鬼(レヴナント)が生き延びる「ヴェイン」と呼ばれる閉鎖社会がありました。彼らは超常的な力の代償として人としての記憶の大部分を喪い、血を吸うことで人間性を保ちつづけます。血の欠乏は、彼らから人の心を奪い堕鬼(ロスト)へと変貌させます。堕鬼が跋扈し瘴気が蔓延する閉鎖社会で、吸血鬼の仲間と共に、血と真実を求めての探索が始まります。

ポストアポカリプスSFの吸血鬼もの

 本作品はソウルシリーズ(1.2.3)のパクリですが、シナリオやビジュアルの点では差別化が図られています。カートゥーン調のデフォルメ化された3Dグラフィックで、マシスン『地球最後の男』以来のポストアポカリプスものの吸血鬼SFを展開します。

 また、非線形の断片的な語り口で考察を強いるようなソウルシリーズと異なり、割と明快で盛り上がるストーリーが展開されていきます。伏線も結構しっかりしていて楽しめます。

ゲームメカニクスについて

戦闘

劣化ソウルシリーズ。独自要素もある戦闘だが…

 本作をあまり人にお勧めできないのは、この作品が基本的には劣化ソウルシリーズ(1.2.3)だからです。正直に言ってしまうと、この作品がソウルシリーズと差別化できているのはフィクション部分だけで、仁王シリーズ(1.2)のように、ゲーム性でうまく差別化できているわけではありません。独自の要素もちょこちょこあるけれど、基本的にソウルシリーズを雑にゆるくした印象です。いくつか独自要素を挙げます。

種々のアプローチ

 まず吸血牙装が防具であると共に3つめの武器という扱いです。オウガ型・ハウンズ型・スティンガー型・アイヴィ型の4種類があります。この武器に固有のアクションに「チャージ吸血」「コンボ吸血」「バックアタック」「受け流し」があります。

 練血は冥血を消費して行う特殊能力です。敵への直接攻撃や自己強化、敵の弱体化などその効果は様々あり、任意のタイミングで冥血を消費して発動するアクティブ枠を8つ、セットしただけで効果が発揮されるパッシブ枠を4つセットする事が出来ます。後述のブラッドコードの熟練度を上げて習得します。

 また、バディというパートナーNPCがいて戦闘や探索に協力してくれます。

 こう書くと色々戦闘のアプローチが増えている印象ですが、バランス調整が劣悪で「受け流し」(パリィ)など使いづらい要素の多くが形骸化しており、とにかくイオなど一部のバディが冗談のように強いので、レベル上げてバディと殴ってればなんとかなります。群を抜いて効率的なアプローチがいくつかあってそれを合わせて立ち回れば楽です。

 あとモーションもなんかスカスカしていてもっさりで、爽快感はあまりないです。

育成要素。キャラクリ

 本作にはブラッドコードというFF5などのジョブめいたシステムがあります。ブラッドコードには練血スキルがあり、熟練度を上げてこれを解禁していくと他のコードをつけていても使えるというFF5龍7に似たデザインのジョブによるバリアブルアクションです。これもちゃんとバランスを調整していたら面白かったでしょうが、熟練度がどんどん上がりにくくなるので、レベルを上げてバディとボコボコにするのが最適解です。レムナントシリーズ(1.2)にもクラスのような概念がありましたがあちらの方がずっと完成度が高いです。

 キャラクリに関してはアニメ調のグラフィックなので、ソウルシリーズとは違った魅力があります。

エリアデザイン

 エリアデザインも劣悪で、仁王シリーズ(1.2)よりももっと悪いくらいです。中盤の「白い血の聖堂」(目がチカチカするのも苦痛)が大変ですが、そこを抜けるとゲームリソースが尽きたと言わんばかりに何もないエリアになっていきます。

総評

クソゲー気味だがまあ問題なく遊べる

 クソゲー気味ですがなんだかんだぎりぎり遊べる内容ではあります。ただゲームとしてはアニメ絵で遊べる劣化ソウルシリーズです。けれどもブラッドコード、バディシステムなど、マイナーチェンジで化けそうなギミックもあります。

関連作品、関連おすすめ作品

・『スター・ウォーズ ジェダイ:フォールン・オーダー』『Wo Long: Fallen Dynasty(ウォーロン フォールン ダイナスティ)』『Sifu』『Lies of P』:パリィ主体の他社ソウルライク。

 

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