クソゲー気味な『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』レビュー

スクエニ
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始めに

始めに

『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』についてレビューを書いていきます。リブート三部作(1.2.3)の最終章です。正直ストーリーは本当にゴミで、ゲーム性もイマイチです。

独創性完成度快適さボリュームフィクションその他判定
674640良(27)

期待したのでがっかりです

ゲームフィクションについて

あらすじ

 主人公のララ・クラフトは、前作までで世界的に名の知れた冒険家になっていました。しかし遺跡の力で世界を支配しようと企む組織トリニティと敵対、命を狙われます。
 そんな中、ララは相棒のジョナと、メキシコのコスメル島にある「マヤ遺跡」の調査に向かい、その遺跡の最深部で祭壇を見つけます。ララは、「チャク・チェルの鍵」を入手するも、トリニティに捕まりドミンゲス博士に鍵を奪われます。さらに、ララが遺跡から「鍵」を発掘したために、鍵の「破壊の力」が解放され、街は洪水で多くの犠牲者が出ます。天変地異により世界が崩壊することを防ぐため、ララはトリニティと戦うことを決意します。

ララと父の物語が完結するも…

 ライズが良かったため期待しすぎたのもありますが、開発も外注になっているようで、全然面白くなくなりました。本作はララの幼少期のパートも描かれ、アンチャ4みたいな感じですが、ストーリーのクオリティもアンチャ4には遠く及びませんでした。

 まず開いた口が塞がらなかったのが、ララのせいであらすじにもあるエピソードで多くの犠牲者が出るのですが、これを敵のドミンゲス博士に咎められて「誰でもそうするわ」と言って開き直るシーンです。普通にドン引きしました。ララはリブート三部作(1.2.3)全体でキャラが薄く、中の人繋がりでバイオ2のクレアのパチモンみたいにも見えましたが、このエピソードである意味キャラが確立しました。

 しかも父の死(殺害)のトラウマのエピソードも、いろいろ事情を聞いていくと父にもまあまあ問題あって殺した側にも理があったみたいな流れになっていて、三部作(1.2.3)で引き伸ばしたララ父子のエピソードが煮え切らない形で収束していきいたたまれない気持ちになりました。

ゲームメカニクスについて

ステルス偏重とボリュームが縮小した戦闘

 本作品は基本的に1,2作目のマイナーチェンジですが、その最大の変化はステルス要素の強化と戦闘のボリューム縮小です。本作では新たに体に泥を塗って周囲に溶け込むなどのアクション(MGS3.4に似る)が追加され、ステルスのアプローチやシチュエーションが増えました。むしろ増えすぎて銃撃戦はステルスに失敗した後のフォローみたいな感じになっています。ステルスはステルスで面白いのですが、戦闘の量がめちゃくちゃ減っています。

 戦闘のボリュームはむしろリブート三部作以前のシリーズくらいのボリュームに戻した感じで、そもそもリブート一作目の時点で戦闘が多すぎるといった声が多かったところ、ここへきて急に従来作品くらいのボリュームに落ち着きました。これに関しては賛否分かれそうですが、個人的な見解としてはアドベンチャーゲームとしては『アンチャーテッド』シリーズ(1.2.3.4)に遅れをとりつつもTPS作品としてはやや上回りもしていたリブートシリーズのTPSとしての魅力が大きく削がれていて、かなり残念な印象でした。

相変わらず導線がイマイチな謎解き

 リブート三部作(1.2.3)は、全体的に謎解きが低水準です。悪問のようなパズルが多いです。 

 この手のゲームは、1.「状況を構造化して捉えて」2.「解決へのアプローチを探ること」、が要求されます。しかし解として想定されている状況の構造化やそれへのアプローチというのが、我々が普段目にする物理現象などから培う常識的感覚をかなり逸脱するようなものが多いのです。

 『SIREN』というゲームで「敵の注意を引かなくてはならない、どうするか」という状況があって、それへのアンサーが「凍らせたタオルの上に貯金箱を乗せて溶けるのを待つ」なのですが、そういう類の奇問が多いです。そのためしばしば困惑します。

総評

シリーズの土台がいいから遊べるが劣悪なデザイン

 シリーズの土台がいいので遊べますが、全体的にいい加減な内容です。クソゲーではないですが、シリーズ復活のポテンシャルを感じさせた1作目、シリーズへの期待をさらに高めた2作目、迷走と停滞の本作という感じです。

関連作品、関連おすすめ作品

『ラストオブアス』シリーズ(1.2),『バイオハザード リベレーションズ2』,サイコブレイクシリーズ(1.2)資源のエコノミー要素のあるシューター。

 

 

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