『マスエフェクト』レビュー

エレクトロニック=アーツ
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始めに

今日は『マスエフェクト』についてレビューを書いていきます。

独創性完成度快適さボリュームフィクションその他判定
863980良(34)

ゲームフィクションについて

あらすじ

 2183年、超光速航行技術によって宇宙空間へ進出した人類は、銀河系宇宙文明の中心で「シタデル」において影響力を確立するべく懸命な努力を行っていました。

 宇宙連合軍のジョン・シェパード少佐は、惑星エデン・プライムにて、古代宇宙文明の謎の遺産の1つである「ビーコン」の回収を命じられます。航行中、エデンプライムから機械生命体の「ゲス」に襲われていると救援要請が入り、その映像には見たことも無い巨大な宇宙船が写っていました。到着したシェパード達はゲスを掃討するも、同行していた監察官はシタデル評議会の特殊部隊「スペクター」のサレンに殺されます。

 トゥーリアンのギャレス、クローガンのレックス、クォリアンのタリの協力を得てシェパードはサレンの罪を暴き、評議会はサレンからスペクターの権限を剥奪。サレン逮捕の為、シェパードを人類初のスペクターに任命します。

文化人類学SF、ニューウェイブSF

 SWシリーズ(1.2.3.4.5.6.7.8.9)、スタートレックシリーズ、A・E・ヴァン・ヴォークト、フランク・ハーバート、ジーン=ウルフなどのモダニズムSF、ニューウェイブ以降の作品を思わせる文化人類学的手法をこらした内容となっています。文化人類学的手法は特にコンラッド『闇の奥』、T.S.エリオット『荒地』、フォークナー『響きと怒り』などのモダニズム文学以降しばしば小説に見える手法ですが、ニューウェイブSF以降はそれがSFジャンルにも流入しました。

豊富な設定、インタラクティブなドラマ

 本作での選択の結果が2.3へと影響するなど、インタラクティブ性の強いドラマが展開されていきます。クエストの解決方法、種族の存続や和解、仲間の生死等が引き継がれます。
 全ての惑星(探索エリア)や種族には膨大な設定があり、探索を豊かにしています。
 主人公はアバター式で、名前や性別、顔、経歴、コンバットクラスなどを選べます。同社の『Dragon Age』シリーズ(オリ、2、インクイ)と同じです。主人公はナラティブチョイスに応じてモラル値が変動し、性格が模範的で英雄的なパラゴン、冷酷なレネゲイドに変化します。モラル値に応じてボーナスが付いたり、選べる選択肢が変わるといった変化が起きます。

ゲームメカニクス

アドベンチャー要素、インタラクティブ性

 宇宙は移動できず、マップから惑星を選択するエリア制で、『Starfield』と同じです。探索要素は正直今見ると古臭く、メインストーリーに関わらない惑星はほとんどデザインが一様でリソースの使い回しが顕著です。設定が膨大な一方勿体無いです。

 本作の最大の魅力はドラマのインタラクティブ性です。プレイヤーのデザインについては重複するので省略しますが、プレイヤーの選択で縦横に分岐するドラマが本作の醍醐味です。その意味では「デトロイト」や『fallout』シリーズ(1.2.3.4)などと近いといえます。

TPS(戦闘.デッキビルド)

 本作品はTPSになっています。ヘッドショットもなかった(レジェンダリーエディションで追加)など、かなりざっくりしたRPG寄りのつくりです。全体的に戦闘、デッキビルドは大味で、まあ『ウィッチャー3』における戦闘くらいゆるいです。

 本作は仲間を指揮して戦う集団戦が中心で、その点独創的ですが、弱いので主人公が一人でなんでもやるのに近いです。タレントポイントによるアビリティ開発は自由度が低く、TPSとしては本当に大味です。TPSとしてのアクション性は2.3では強化されますが2が一番遊びやすいです。

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