進歩なしだが良作。『戦場のヴァルキリア4』レビュー

セガ
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始めに

『戦場のヴァルキリア4』レビューを書いていきます。

ゲームフィクションについて

あらすじ

 士官学校を首席で卒業して、連邦軍E小隊の隊長として戦争に参加した青年クロード・ウォレス。開戦から3ヶ月、帝国の圧倒的な物量を前に敗退を重ねた連邦軍は、苦境に置かれます。拠点へ帰投したクロードに、上官は「ノーザンクロス作戦」を伝えます。
 E小隊を率いるクロードは、ダルクス人の突撃兵ラズ、兄の意志をつぐ狙撃兵の少女カイ・シュレン、クロードを恨む擲弾兵の少女レイリィ・ミラー、クロードの後輩の戦車操縦士マイルズたちと戦います。

「CANVAS」システムがつづる戦争絵巻

 本シリーズ(1.2.3.4)を特徴づけるのは、CANVASシステムによる美しいグラフィックです。3DCGに水彩画のような効果を与えることで、独特の温かみのある世界観を描いています。『大神』[絶景版]などを連想しました。

 グラフィックは素晴らしい一方、シナリオは架空戦記ものとしては最低クラスのコテコテで陳腐な内容です。シリーズ通してそんな感じです。ただキャラクターは魅力的で、あくまでキャラゲーです。

流石にもう少し変化が欲しかった

 グラフィックにしてもシステムにしても、本作は2.3で携帯機に移って迷走したから無印をベースにちょっとマイナーチェンジしただけで、シリーズ(1.2.3.4)しては著しい停滞を感じます。

ゲームメカニクスについて

戦闘

BLiTZシステム

 戦闘が始まると、「コマンドモード」でマップから操作するユニットを選択します。ユニットを選択する際は「CP」を消費、CPはターン開始時に補充され、余った状態でターンを終了すると次のターンに持ち越せます。
 ユニットを選択すると「アクションモード」に移行し、3Dのフィールド上を移動できるものの、移動するに従い「AP」ゲージが消費され、なくなると移動不可になります。CPがある限り同じユニットを何回でも動かせますが、同一ターン中に複数回ユニットを動かす場合は、2回目以降はAPゲージがある程度減った状態から移動開始します。偵察兵・突撃兵・戦車は、近くを移動する(アクションモードにいる)敵兵を自動で攻撃します。
 アクションモード中にR1で「ターゲットモード」に移行しTPS視点になり、敵を攻撃できます。ターゲットモードの間は敵の攻撃は止まるので、エイムは要求されません。攻撃後は敵の射程内だと反撃を受けます。

 総評としては、SRPGにおいて「移動」の要素をアクションにした感じです。『Fallout』シリーズ(1.2.3.4)のようにターン制オーダーにアクション制を加えたのが画期的でした。

新システム

 擲弾兵という榴弾による長距離爆撃を得意とする新兵科が現れました。戦車や迫撃槍より長射程で、障害物ごしの爆撃、高所も攻撃可能です。
 雪上巡洋艦センチュリオンという船からの「シップオーダー」という援護攻撃が命令できます。回数制限があるものの強力です。

 キャラクターが瀕死になった際、一定期間行動できることがあり、これを「ブレイブ」と呼びます。最後にできる行動は「立ち上がる」、「託す」の二種類です。

総評

シリーズとしては完全に停滞

 シリーズは完全に停滞していますが、名作だった1のマイナーチェンジなので面白いには違いないです。

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