神ゲー。『真 女神転生3 NOCTURNE HD REMASTER』レビュー

アトラス
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始めに

『真 女神転生3 NOCTURNE HD REMASTER』レビューを書いていきます。内容は完全版マニアクスのクロニクルエディション版準拠です。

ゲームフィクションについて

あらすじ

 200X年。都内の高校に通う主人公の少年、新田勇、橘千晶の3人は、入院している担任の高尾祐子のお見舞いに来ました。

 しかし病院には、人の気配はありません。手分けして祐子を捜す内に、主人公は地下室で氷川という男に殺されそうになるも、祐子に助けられます。2人はこの病院で世界を終末に導く「東京受胎」の準備を進めていました。3人の少年少女は東京受胎に巻き込まれ、世界が滅ぶのを目にします。

 意識を失った少年は、謎の金髪の子供と老婆に「マガタマ」と呼ばれる不思議な生物を埋め込まれ、悪魔になります。目覚めた時、カグツチと呼ばれる発光体の浮かぶ閉じられた異界「ボルテクス界」へと姿を変えたトウキョウを目にします。

サイバーパンクではない、異色のファンタジー

 従来はサイバーパンク的な様式が多く、電脳のモチーフがしばしば見えましたが、本作はファンタジーテイストで、主人公も悪魔になっていたりとシリーズでも異色のデザインです。

インタラクティブなドラマ

 従来のシリーズにおける「ロウ-ニュートラル-カオス」「ライト-ニュートラル-ダーク」の属性が廃止されました。そして「ロウ-ニュートラル-カオス」軸は、主要キャラクターが持つ「ヨスガ」「シジマ」「ムスビ」の「コトワリ(理)」に変更されています。

 この勢力のいずれかに加担するか、いずれにも加担しないか、ということを中心にインタラクティブなドラマが展開されていくのはシリーズ共通です。

設定が投げっぱなし

 本作は本編部分で情報が断片的にしか語られないから考察するよりしかたなく、とはいえ情報不足すぎたのかマニアクスとよばれる完全版の裏ダンジョンのアマラ深界を攻略すると世界観について補足されていくデザインになってます。

 自分はこうしたデザインにはネガティブで、こうなっているせいでテクストベースのアマラ深界のストーリーに重要な情報が詰まり過ぎています。できれば本編中のエピソードやマップ内のテクストに考察リソースを配分してほしかったです。

ゲームメカニクスについて

戦闘(プレスターン)

 本作はコマンド式の戦闘における革命的なゲームメカニクスであるプレスターンを導入しました。

 これは弱点攻撃やクリティカルヒットなど特定のアクションに成功するとターンの間に使えるアクショントークン消費を抑える事ができたり、逆に攻撃を回避、吸収、無効にしたりすると相手ターンのアクショントークンを減らせたりするデザインです。

 シンプルかつ奥深いデザインで、オクトラシリーズやブレイブリーデフォルトシリーズ(1.second.)の同種の戦闘と比べても勝っていると感じます。

 戦闘では主人公は固定で、あとの4枠は仲魔ユニットです。

デッキビルド

主人公

 マガタマが主人公専用の装備です。装備することで耐性・スキル・ステータス補正を身に着けられます。一方で弱点も付いてしまうマガタマも多いです。一度に装備できるマガタマは1つです。
 各マガタマには5つのスキルが設定され、装備して主人公が一定レベルに達すると1つずつ習得できます。主人公のスキル枠も仲魔同様に8つです。どのスキルも習得機会は一度しかありません。

仲魔

 複数の悪魔ユニットを消費することで基本的には上位のユニットを生成るという悪魔合体システムはシリーズ伝統です。

 本作から悪魔全書が導入されました。一度登録したユニットならば、マッカを払えば合体等を経ずに仲魔とできます。継承したスキルも覚えたままで育て直す必要もなく、登録した悪魔の更新もできます。
 また悪魔合体時のランダムスキル継承が可能になり、仲魔のスキルデザインの自由度が増しました。

ステージデザイン

 ダンジョンや街も以前の一人称視点のものから、三人称視点になりました。

 ダンジョンに関しては従来シリーズよりもシンプルなデザインで、攻略のボリュームは少なくなった印象です。

 ステージデザインに関してはその後もシリーズの中でいろいろ迷走している印象で、パットしなかったり複雑すぎるものが多いです。

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