始めに
『Just Cause 3』レビューを書いていきます。
独創性 | 完成度 | 快適さ | ボリューム | フィクション | その他 | 判定 |
8 | 6 | 4 | 7 | 6 | 2 | 良(33) |
- 独創的な移動要素と爆発要素
- 快適な移動
- 広いだけでスカスカのマップ
- やることが単調
ゲームフィクションについて
あらすじ
地中海に浮かぶ美しい島国・メディチ共和国。この国は危機に陥っています。希少物質「バベリウム」の産地であるためディラベロ将軍に目をつけられます。ディラベロは大統領を暗殺し、クーデターを起こし軍事政権を打ち立て、世界征服を目論みます。
この島に生まれ育ったマリオ=フリーゴはディラベロに抵抗するため反政府運動をしているものの、難航。マリオは古くからの友人でCIAのエージェントのリコ・ロドリゲスをメディチ共和国に呼び寄せます。リコは政府軍の施設を破壊し、政府の求心力を低下させる作戦を立てるのでした。
大味なストーリー
本作はマイケル=ベイやエメリッヒ作品のような感じで、とにかくスカスカで大味な演出とシナリオです。
ストーリーミッションでも物語やキャラクターの掘り下げは少ないです。
ゲームメカニクスについて
オープンワールド
本作はオープンワールドとして圧倒的な広さで1000㎢くらいの規模らしいです。とはいえ、広いだけでイベントはスカスカです。
グラップリングフック、パラシュート、ウィングスーツが常時利用でき、テンポのいい移動が実現されています。また陸海空に渡って多数の乗り物が用意されていて、移動のアプローチが豊富です。『ファークライ5』などに似て、足が豊富なので移動が快適です。
印象として『ダイイングライト』シリーズ(1.2)とかと近くて、このシリーズにしかない尖った魅力はちゃんとありつつ、調整が大味なつくりで深い遊びがなく、中盤にかけて飽きやすいです。
戦闘
本シリーズの代表的な要素が「グラップリングフック」です。腕からワイヤーを発射して壁面への移動に使えるほか、本作からオブジェクト同士をつなぐことも可能になります。フックは乗り物の強奪に使えます。車やバイクを特攻させたり、戦車やヘリを移り戦うことができます。破壊可能なオブジェクトは、フックを地面につなぎ引き倒せます。また戦闘機同士をつないで空中衝突させられるとか、用途が豊富です。
基本武器もデュアルスタイル(二丁拳銃)、メインウエポン、特殊武器の3種類を同時に持てたり、アプローチが豊富です。
関連作品、関連おすすめ作品
・『Marvel’s Spider-Man』シリーズ(1.mm.2):ワイヤーアクション。箱庭