今更。モンハンライズとモンハンワールド、どっちがおすすめか比較。

カプコン

はじめに

 モンハンライズ(サンブレイク)とモンハンワールド(IB)、どっちがおすすめかについて書いていきます。なぜかというと、ワイルズが発売されるけどハードや環境が整ってない、でもモンハンに興味がある、みたいな人がいる気がしていて、そんな人に向けて記事を書いていきます。アイスボーン、サンブレイク含めた評価です。


 

所感

総評

 まずライズ(サンブレイク)とモンハンワールド(IB)は一長一短です。でも自分がはまったのはワールドの方で、ライズはサンブレイクで開国バルファルクを何度も倒して、でも特別討究に入らず装備もあまり鍛えないまま飽きてしまいました。ワールドは導きの地を(金冠銀冠、地帯上限上げくらいしか残りタスクはないものの)まだ現役で遊んでいますし、これからもずっと遊びます。

 逆にライズははまったけどワールドは合わなかったという人も多いので人によりけりです。

 おおまかにいって、探索とゲームバランス、ゲームリソースの豊富さ、エンドコンテンツ周りが充実していたのがワールド、武器バランスとアクション性、快適さにすぐれるのがライズです。なのでライズが好きな人はモンハンをアクションゲームとして重視していて、探索などほかの要素を度外視している傾向です。自分はモンハンに生態系のデザインとか探索要素を重視していて、マップを歩いていて楽しいことでダラダラ遊べるので、それがないライズに飽きました。

 それぞれのポイントについて書いていきます。

探索

 探索は圧倒的にモンハンワールド(IB)です。

 とにかくマップの完成度が圧倒的でフィールドを歩いているだけで楽しいです。古代樹の森、陸珊瑚の台地などは、特に初見で感動しました。

 他方でマップが遊びやすいかというとそうでもなくて、古代樹などとにかく一部エリアが狭すぎて、設置攻撃する敵ユニットとの戦闘がかなり難儀です。

 ライズのマップは、とにかく広いだけでスカスカです。ハードの制約で仕方ないですが、探索が本当に退屈です。マップに点在する隠しアイテムがあってそれを拾う要素があるものの、ほとんど翔虫のチュートリアル的な感じなので、一回回収すると移動が本当に虚無です。

 ライズの場合、ガルクという犬にのった高速移動ができるものの、広いばかりのマップを駆け抜けるのが爽快感がなかったです。

 あとライズはマップの見える範囲どこでも翔虫で移動できるものの、ワールドのマップが生々しく密度の詰まってるのと違って、何もない場所ばかりで、移動の自由度の楽しさに乏しかったです。むしろ段差が増えて上り下りが億劫でした。

ゲームバランスと武器バランス、アクションについて

 ゲームバランスはワールドのほうがいいです。ただ、各武器のバランス調整はライズが上です。

 ライズはゲームバランスが崩壊気味です。理由は火力と敵HPのインフレです。サンブレイクになると顕著ですが、とにかく武器がアホみたいな火力と性能で、敵ユニットは攻撃力は高いものの、動き自体はワールドとそう変わらないスピードのユニットが多く(ラージャンみたいに遅くされているのまであり)、ただ敵のHPはアホみたいに高い、みたいな感じになっています。このせいで、DMCシリーズの高難易度の雑魚戦みたいな、攻撃のモーション性能はそう高くないものの火力的には脅威度は高くてやたら硬い敵を延々殴っている感じで、だんだん嫌になっていきました。

 それとサンブレイクはワールドから一転、属性一強のバランスで、このせいでガンナーが強いのはまあいつも通りですが、環境の恩恵とモーションの大幅強化がなされた双剣がありえないレベルの強さになっていて、装備を整えるとボタンをガチャガチャ押しているだけで敵が死んでいきます。縛りたいと思ったものの、敵が固すぎて結局双剣で惨殺するのが狩りの最適解になっていました。TAも、これだと馬鹿火力で蹂躙するのが最適解で、やる気になれなかったです。

 ただ、死に武器や使っていてつまらない武器がなくなっていて、サンブレイクはどの武器も使っていて楽しいです。例を挙げるとスラアクですが、アイスボーンとかだとスラアクパンパンが万能ではないもののミラボとか相性次第でハマると強いので結構つかっていた人は多いと思います。ただスラアクの場合、パンパンに依存した立ち回りを強いられ機動力も低いので、できることの少なさから使っていてそんなに楽しい武器ではありませんでした。ハンマーとかも、抜刀大剣の下位互換みたいで使っていて楽しくなかったです。チャアク、ランス。ガンス、最終版弓も不遇でした。

 他方でライズではどの武器もモーションが強化され、太刀とか一部にしかなかったカウンターがほとんどの武器に追加されています。スラアクのカウンターは本当に楽しくて、決まると出力ゲージが溜まるものの失敗するとリスクも大きくて、調整が絶妙でした。

 このようにサンブレイクではどの武器も深く楽しい、極めがいのある武器になっています。だからサンブレイクにはまる人は、アクションを追求する人です。ただ、個人的にはゲームバランスのせいでいまいちこの武器バランスのよさを享受できなかったところはあります。あとサンブレイクはエフェクトや効果音が安っぽく、アイスボーンのような重厚さに欠いていました。

遊びやすさ

 遊びやすさはサンブレイクの圧勝です。全体的なレスポンスなどの改善も相まって、攻略の際にクーラードリンクなどの儀式を必要としなくなり、サクサク遊べるようになりました。クエストも10分前後で終わることが多く、社会人とかでも時間を見つけやすく、なにより携帯ハードで遊べるという利点がこことうまく結びついています。シリーズ特有のなにをするにも準備が必要な特徴をかなりカットしてます。

 アイスボーンが合わないという人はここを否定的にとらえる人で、ライズの方がゲームテンポが速いです。待っていたり虚無な時間が少ないです。ただ自分は別にガルクがなくてもアイスボーンの移動は苦痛ではありませんでした。なぜなら歩いているだけで楽しかったからです。それ以外にも、ドリンクとか面倒なことはありましたが、自分は特にアイスボーンで苦痛を感じるほど煩わしいことはありませんでした。

 また、サンブレイクから盟友という形で仲間NPCを同行可能になり、このおかげでマルチの環境構築(フレンドの構築なども含んだ)が難しい人も快適に遊べるようになりました。盟友は火力は低く、サポートに特化していますが強力です。あと探索中に喋ってくれるのもにぎやかしでうれしいです。ただボイスパターンは少ないです。

ボリューム、エンドコンテンツ

 ボリュームはモチベーションがどこまで続くかによるものの、どっちも(ラスボスではない)最強のモンスターを倒すあたりでは百時間は軽く超えるので、一般的な基準ではコスパはめちゃくちゃいいと思います。

 アイスボーンでは導きの地とイベントクエスト、サンブレイクでは怪異クエストがエンドコンテンツです。

アイスボーンの導きの地は細かく説明すると面倒で端折りますが、導きの地という新しい(とはいえマップリソースは使いまわしのコピペですが)マップで素材を回収しつつ戦い武器を強化して、ミラボレアスやアルバトリオンなどの難関のイベントクエストにチャレンジしていきます。導きは最初評判悪かったですがアプデで調整されて、そこそこ遊べるようになりました。

 サンブレイクの怪異クエストはワールドの調査クエストと近い感じで、クエストをこなすと怪異討究レベルが上がったり新しい怪異討究クエスト(調査クエストみたいなの)が出るので、討究レベルを上げつつ素材を集めていきます。こっちもぜんぜん遊べるものの、アイスボーンと違って高難易度イベクエがないので、早々に素材集めと怪異クエスト攻略自体が目的になります。そのためTAとか能動的に目標を見つけられないとどこかで燃え尽きやすいと思います。

 あとアイスボーンはイベクエもコラボがたくさんあったり、バリエーションが豊かでゲームリソースが圧倒的です。サンブレイクは途中でかなり消化試合になりました。

まとめ

  • 個人的にはアイスボーンが好き。結局それはわたしが探索要素を重視する性分だから。
  • 手軽でサクサク快適な奥深いアクションを追求するならサンブレイクがおすすめか
  • アイスボーンははまる人にはハマるが、モンハンは灰汁が強くて人を選ぶのに注意

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・『ドラゴンズドグマ』シリーズ(1{DA}.2):モンハンライクなオープンワールド。

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