まあ良作。『ASSASSIN’S CREED UNITY』(アサシンクリードユニティ)レビュー

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始めに

『ASSASSIN’S CREED UNITY』(アサシンクリードユニティ)レビューを書いていきます。

独創性完成度快適さボリュームフィクションその他判定
774681良判定(33)

ゲームフィクション

あらすじ

 1789年、フランス革命期のパリ。

 ベルサイユ宮殿で父を殺害された少年アルノ=ドリアンは、その際に知り合った少女エリスの父デ=ラ=セール卿に引き取られます。
 19歳になったアルノは、エリスがベルサイユ宮殿に行ったことを知り後を追うものの、目の前でデ=ラ=セール卿を殺害され、その罪を着せられて投獄されます。バスティーユ牢獄で父の知り合いのアサシンと出会ったアルノは、父がアサシンだと知り、彼の教えで牢獄を脱出します。
 帰ったアルノを待っていたのは父の復讐のためテンプル騎士団に入ったエリスでした。

導入は素晴らしいが設定がいかせてないストーリー

 UBIでは『ファークライ』シリーズ(1.2.3.4.5.6.pr.nd)とかもそうなんですが、導入は面白いんですが、序盤から中弛みして、ラストに至るまでは何をしていたか思い出せないくらいスカスカです。

 それと、本作はフランス革命を背景とするにもかかわらず、あまりそれが本筋と関係ないです。ドラマはアルノとエリスのすれ違いを描く内容で、オデッセイと重なります。

ゲームメカニクス

戦闘 

 カウンター、キルストリークが廃止、多数戦闘の難易度が上昇しています。前作までは攻撃ボタン1つでカウンターも受け流しも出来たところ、攻撃と受け流しが別のボタンになり、敵の動作に応じて受け流しと回避を使い分けないといけません。

 そのためステルスが強い作品です。シリーズの一作目から近接無双ができてアサシンしていなかったのですが、本作はちゃんとステルスゲーになっていて、ミラージュに継承されます。

探索

ロケーション

 ロケーションのデザインは相変わらず素晴らしいです。フリーランだけできれば満足という人がたくさんいておかしくないクオリティです。

 フランス革命時代のパリの活き活きとしたデザインが印象的です。

アクティビティ

 サブミッションに殺人事件を解決する「殺人ミステリー」があって面白いです。
 鷹の目で証拠を調べ、聞き込みから推理し、全証拠が出揃ったら犯人を告発します。犯人を間違えると報酬が減ります。ちょっと『ウィッチャー3』でウィッチャーの感覚を利用して探偵ごっこをするのと似ています。

デッキビルド

 新装備とカスタマイズ

 新装備のファントムブレードは投げナイフ、吹き矢に似た遠距離のステルス武器です。ギロチン銃は斧と臼砲を組み合わせた武器です。防具の装備箇所は頭、胸、腕、腰、脚に増え、それぞれの装備がグラフィックに反映されるなど、着せ替えも楽しいです。性能もバラエティーに富んでいます。

 「信条ポイント」で性能装備をアップグレード出来るようになりました。信条ポイントは特定アクションで蓄積します。アップグレードするとアイテム所持数上限、ライフ、与ダメージなどが加算されます。

スキル

 シンクロポイントを消費してスキルを習得し、アルノを強化できるようになりました。技や器の追加、能力向上などができます。シンクロポイントはメインミッションや協力ミッションで累積します。
 

 育成要素はシンジケートでさらに高まり、その後のRPGシリーズ(Or.OD.Va)につながっていく印象です。

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