始めに
『Diablo III Eternal Collection 』レビューを書いていきます。
| 独創性 | 完成度 | 快適さ | ボリューム | フィクション | その他 | 判定 |
| 10 | 8 | 4 | 10 | 6 | 0 | 優(38) |
ゲームフィクションについて
あらすじ
『ディアブロ2』の12年後が舞台。シリーズ(1.2.3[EC].4)の重要人物デッカード=ケインが今作にも登場するも、代わりに彼の養女である女性「リア」がストーリーの中心です。
ダークファンタジー
天使が住む天界、悪魔が住む地獄、人間界(サンクチュアリ)からなる世界を舞台にしたダークファンタジーシリーズの一作です。
とはいえシナリオはサブ要素です。
グラフィック
グラフィックは3Dになり、シリーズ特有の見下ろし視点です。戦闘もエフェクトが派手で演出もこだわってます。
ゲームメカニクスについて
デッキビルド
ハクスラの元祖
本シリーズ(1.2.3[EC].4)はハクスラジャンルを代表する作品です。
「ハクスラ」とはランダムに敵やその他オブジェクトがドロップするアイテム、装備を収集するゲームメカニクスです。ランダムドロップの装備はそれぞれランダムなパラメーターを持っており、その収集で装備のデッキビルドを試みるのがこのゲームの肝です。
ハクスラジャンルの祖である本作はローグライクにも括られ、『ローグ』からの影響が顕著です。そのため一部をのぞいてマップはランダムに生成され、ストーリーイベント以外にもクエストがランダムに配置されます。
クラス
プレイアブルキャラクターはクラスによってメインステータスが異なります。使用するリソースもクラスごとに異なり、生成方法や用途も異なります。
スキル
レベルが上がるとスキルやスキル枠が解禁されます。スキルツリーは本作では廃止されています。4ではまたスキルツリーになりました。
アクティブスキルを6つセットでき、用途により6つのカテゴリに分かれています。各アクティブスキルには5種類のルーンからひとつ選んで、ルーンによって追加効果が得られます。またパッシブスキルから4つ装備できます。
戦闘
戦闘はアクション要素は希薄で回避くらいです。あとはスキルをポチポチワンボタンで発動するだけです。
シリーズ(1.2.3[EC].4)の傾向ですが、デッキビルドのデザインの自由度と収集のテンポに特化した内容なので、中毒性はありつつ、人を選ぶゲームです。このシリーズ(1.2.3[EC].4)フォロワーは結構アクション性が強い作品や戦闘の戦略性が高い作品も多いですが、本作にはあまりそうした要素はありません。
総評
ハクスラの原点で王道だが人を選ぶ
ハクスラの原点にして王道ですが、デッキビルドの自由度やバリエーションに特化したゲーム性でストイックなデザインなので、結構人を選びます。アクションRPGですが、ほとんどアクションの自由度や楽しさはありません。とはいえ一点特化した魅力のあるシリーズです。
関連作品、関連おすすめ作品
・『バイオハザード リベレーションズ アンベールドエディション』,『仁王』シリーズ(1.2)、『ボーダーランズ』シリーズ(1.2.3)



