始めに
『ライザのアトリエ2 〜失われた伝承と秘密の妖精〜』レビューを書いていきます。ライザのアトリエシリーズ(1.2.3)です。
| 独創性 | 完成度 | 快適さ | ボリューム | フィクション | その他 | 判定 |
| 8 | 8 | 4 | 7 | 5 | 2 | 良(34) |
- 戦闘がかなり改善された
- スカスカストーリー
- 露骨なお色気
ゲームフィクション
あらすじ
前作から3年後。ライザは島で錬金術を修行してます。
そんなある日、王都アスラ・アム・バートにいる友人から錬金術に関係する遺跡の存在を知らされ、また光る謎の石の調査依頼を受けます。
ライザは、遺跡と謎の石について調べるため、王都に向かいます。
スカスカストーリー
本作はとにかくシリーズ(1.2.3)の中でもストーリーが一番ひどいです。単純にスカスカで、本当に山なしオチなし意味無しな内容です。
シリーズ(1.2.3)はそもそも三部作を要せず完結できただろうに引き伸ばし感がすごいです。
ゲームメカニクス
調合
エッセンス
調合はシリーズ(1.2.3)の前作のマイナーチェンジです。戦闘ほど大きな変化はないです。
ジェム還元時にエレメンタルというアイテムが手に入り、エレメンタルとジェムを消費してエッセンスが手に入ります。エッセンスはマテリアル環に投入でき、同属性のエッセンスを投入して一段上の効果を付与できます。
初期の属性とは別のエッセンスを用いるとマテリアル環の属性が変更されます。4属性の他に「光のエレメント」があり、これを使い光属性のエッセンスも手に入ります。光属性のエッセンスでは、品質上昇量や属性値上昇量、投入回数等を強化可能です。これによって装備をかなり鍛えられます。
エボルブリンク
使用アイテムに別の使用アイテムを混ぜ合わせ、「EV効果」という追加能力を付与できます。
また特定のアイテムを加えることで上位のアイテムへと進化も可能です。
スキルツリー
ライザ固有の育成要素でツリー形式の各項目をSPを消費して習得します。SPは調合、遺跡探求システムで獲得します。
ツリーではアイテムのレシピの解禁、素材採取の強化、コアシステムの強化が可能です。特に大きいのがレシピ解禁で、つまりは本作からレシピ開発をツリーが担うことになります。
戦闘
シリーズ(1.2.3)の戦闘は本作で概ね完成します。正直戦闘の洗練度合いは予想以上でした。
前作を踏まえつつ、パーティメンバーはメイン3人に加えサブ1人の4人が参加できるようになりました。敵の攻撃を防ぐガード、アクションポイント(AP)がある限りスキルを連続して発動するスキルチェーン、アイテムを4連続まで使用できるアイテムラッシュ等の新要素が追加されています。
本作からガードが追加され、敵の攻撃にタイミングを合わせてガードをするとジャストガードになります。ジャストガードに成功すると、ダメージが軽減し、ブレイクゲージが溜まらず、APボーナスを獲得できます。
戦闘中アイテムを使用するさいには、CCを消費します。AP(アクションポイント)を消費すると連続でスキルを発動してとスキルチェーン状態になり、スキルの威力があがりCCが溜まります。
スキル使用でT(タクティクス)レベルが上昇、Tレベルが上がると、通常攻撃の連撃数が増加します。またスキルも強化され、APの所持上限も増加します。これはシリーズ(1.2.3)の前作からですが、スキルチェーンやジャストガードと有機的に結びついており好印象です。
コアドライブは、戦闘中にアイテムを使用して条件を満たすと発動する追加スキルです。キャラごとに設定可能です。
総評
なんとも言えないシリーズ
全体的にどれも一長一短あってなんともいえないシリーズ(1.2.3)のです。
戦闘が特に調整不足な1、システムは進化したもののシナリオがスカスカな2、シリーズ(1.2.3)ので調整が足りない部分をそのままにオープンワールドや鍵など調整不足な新要素を盛り込んだ3という感じです。
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