始めに
『ディアブロ IV』レビューを書いていきます。
| 独創性 | 完成度 | 快適さ | ボリューム | フィクション | その他 | 判定 |
| 7 | 7 | 4 | 9 | 6 | 1 | 良(34) |
- 一応安定の内容
- ハクスラとしては佳作
- 特に恩恵や変化を感じないオープンワールド
- 人を選ぶゲーム性
ゲームフィクション
あらすじ
3から後。ディアブロの天界侵攻を食い止めたものの、大天使ティラエルは失踪、魔道結社ホラドリムも滅びました。
そんな中、天使イナリウスと悪魔リリス再臨のうわさが流れます。天界と魔界の緩衝地帯として人間界サンクチュアリを作ったのがこの二柱でした。
ダークファンタジー
天使が住む天界、悪魔が住む地獄、人間界(サンクチュアリ)からなる世界を舞台にしたダークファンタジーシリーズ(1.2.3[EC].4)の一作です。
とはいえシナリオはサブ要素です。
ゲームメカニクス
オープンワールド
本作からマップがシームレスにつながったオープンワールドになりました。
ただもともと収集とデッキビルドメインのゲームでストーリーや探索を楽しむゲームではないので、あまり恩恵を感じません。無双8(無印)みたいなノイズになるタイプのオープンワールドではないですが、単純に従来からどう変わったか認識しにくいです。
デッキビルド
ハクスラの元祖
本作はハクスラジャンルを代表する作品です。
「ハクスラ」とはランダムに敵やその他オブジェクトがドロップするアイテム、装備を収集するゲームメカニクスです。ランダムドロップの装備はそれぞれランダムなパラメーターを持っており、その収集で装備のデッキビルドを試みるのがこのゲームの肝です。
ハクスラジャンルの祖である本作はローグライクにも括られ、『ローグ』からの影響が顕著です。そのため一部をのぞいてマップはランダムに生成され、ストーリーイベント以外にもクエストがランダムに配置されます。
クラス
プレイアブルキャラクターはクラスによってメインステータスが異なります。使用するリソースもクラスごとに異なり、生成方法や用途も異なります。基本、コア、サブ、奥義、パッシブです。
スキル
スキルツリーが復活。大きく分けてスキルツリーが5つに大別されます。
戦闘
戦闘はアクション要素は希薄で回避くらいです。あとはスキルをポチポチワンボタンで発動するだけです。
シリーズ(1.2.3[EC].4)の傾向ですが、デッキビルドのデザインの自由度と収集のテンポに特化した内容なので、中毒性はありつつ、人を選ぶゲームです。このシリーズ(1.2.3[EC].4)のフォロワーは結構アクション性が強い作品や戦闘の戦略性が高い作品も多いですが、本作にはあまりそうした要素はありません。
総評
ハクスラの原点で王道だが人を選ぶ
ハクスラの原点にして王道ですが、デッキビルドの自由度やバリエーションに特化したゲーム性でストイックなデザインなので、結構人を選びます。アクションRPGですが、ほとんどアクションの自由度や楽しさはありません。
また、本作は新しい遊びにも成功してません。
関連作品、関連おすすめ作品
・『バイオハザード リベレーションズ アンベールドエディション』,『仁王』シリーズ(1.2)、『ボーダーランズ』シリーズ(1.2.3)



