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良作。『テイルズ オブ シンフォニア』レビュー

バンナム
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始めに

『テイルズ オブ シンフォニア』レビューを書いていきます。

独創性完成度快適さボリュームフィクションその他判定
773782良(34)

  • キャラゲーとしての完成度
  • ストーリーの魅力
  • 荒削りなゲーム性
  • 演出が安っぽい

ゲームフィクション

あらすじ

 4000年の昔、世界は闇の種族ディザイアンが起こした古代戦争に見舞われました。勇者ミトスは聖地カーラーンで女神マーテルと契約を結び、ディザイアンを封印して世界を救いました。

 しかし封印されたディザイアンが復活し、シルヴァラントに恐怖をもたらします。ディザイアンは人間を捕えて収容する「人間牧場」という生体実験施設を各地に造営しています。人々は、「神子」の登場を待望していました。

 神託の村イセリア。ある日、学校でロイドは幼馴染の少女コレットに神託が降りたと知ります。コレットは、衰退しつつあるシルヴァラントを救うため、神子として世界再生の旅を始めます。

3Dグラフィック化

 今作からフル3Dになり、愛嬌と温かみのあるデザインになりました。

 また名乗ることで該当キャラクターの服装などが替わる称号をシリーズで最初に取り入れ、コスチュームチェンジの魅力が生まれています。

 『エターニア』と違い、本作では戦闘中でもコスチュームの変化が反映されます。

キャラゲーとしての魅力

 本作はキャラゲーとしての完成度が高いです。ヴェスペリアみたいに途中迷走することもなく、アビスやレジェンディアと並んでシナリオが好きなテイルズに挙げられやすいです。

 全体的にレジェンディアみたく王道のファンタジーでありながら外すところは上手く外していてサプライズもあります。

 ただ3Dグラフィックによる演出が貧相です。

ゲームメカニクス

戦闘

新戦闘システム「ML-LMBS(マルチライン・リニアモーションバトルシステム)」

 今までのシリーズでは二次元的な空間での戦闘でしたたが、本作は360全方位に展開するフィールドが設定され、ターゲットに指定した敵との間にラインができ、ライン上で戦います。

 ただ本作はまだフリーランができません。アビスから導入されます。ベルセリアから普通の3Dマップになります。フリーランができないのと味方がバカなのが相まって、詠唱を潰されやすいです。

「ユニゾン・アタック」

 攻撃を当てることで「ユニゾン・アタックゲージ」が貯まり、最大の時にユニゾン・アタック始動技を使うと発動でき、始動技を当てた敵単体に戦闘参加の仲間全員で集中攻撃をします。
 隊列番号ごとにボタンが割り振られ、特技同様に方向ごとに繰り出す技を設定します。
 戦闘参加キャラクター1人につき1つの技を使いますが、技の中に特定の組み合わせがあると「複合特技」が発生して追撃できます。

オーバーリミッツ(以下「OVL」)」

 マスク値の「テンション」の値が上限値になると自動的にオーバーリミッツが発動します。効果中はダメージが半減し、スーパーアーマーになります。アビスから任意発動になるのですが、本作は自動発動です。
 更に一部の「秘奥義」の発動にも関わります。
 テンションを上げる条件は主に敵からの攻撃を受けることです。

デッキビルド

EXジェム

 キャラクターに「EXジェム」と呼ばれるアイテムを最大4つ装備させることで戦闘中やフィールドマップ上などで恩恵を得られます。

 ジェムには2種類のキャラクタータイプのいずれかが設定されています。タイプはテクニカルタイプ(Tタイプ)とストライクタイプ(Sタイプ)で、つけたスキルに設定されているタイプの合計によってキャラクターのタイプが2つのうちのどちらかに偏ります。どちらかのキャラクタータイプのスキルを多くつけていれば、戦闘終了のたびにそちらへ傾きます。

またキャラクタータイプによってキャラクターが覚えられる特技が異なります。術技はレベルやベースとなる術技の使用回数といった条件を満たしていると、戦闘中に術や技を「閃いて」修得します。

スキル

 1つのEXジェムは4つのEXスキルを持ち、4つのEXスキルから1つを選んで装備できます。
一度つけたジェムは外せず、違うジェムを置き換えることはできます。付け替え前のジェムはそのまま無くなります。

 特定のスキルの組み合わせで、「複合EXスキル」が発現します。 ただし複合スキルは強すぎてデッキビルドの自由度を殺しています。

探索

好感度

 ロイド以外のキャラクターにはロイドに対する「好感度」というマスクデータがあります。一部のイベントやエンディングで、微妙に分岐があります。
 あまり影響する要素ではないですが、ゼロスとクラトスの2名のどちらが最終的にパーティに加わるかが好感度により分岐します。

エンカウント

 本作から、フィールド・ダンジョン共に「シンボルエンカウント」になっています。

 ダンジョン内の敵シンボルは上手く移動すれば避けられます。ソーサラーリングを当て動きを止めることもできます。

ダンジョン

 謎解きで使うソーサラーリングは、ダンジョンごと異なるものに効果を変更できるようになりました。

 ダンジョンの記憶陣(セーブポイント)はダンジョン内の特定の敵が確定でドロップする「メモリージェム」を使い封印を解除しないとセーブができません。

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