始めに
『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン』レビューを書いていきます。
| 独創性 | 完成度 | 快適さ | ボリューム | フィクション | その他 | 判定 |
| 7 | 7 | 3 | 7 | 8 | 2 | 良(34) |
- アドベンチャーゲームとしては完成度が高い
- シナリオの完成度
- 遊びとして深さや独創性は感じない
ゲームフィクション
あらすじ
『FINAL FANTASY VII』の物語から7年前。
魔晄都市「ミッドガル」を支配する「神羅カンパニー」には、強力な兵士の組織「ソルジャー」がありました。そしてそこにはクラス2ndのソルジャーであるザックスが所属していました。
ザックスは先輩でクラス1stのアンジール、英雄セフィロスと共に「ソルジャー大量失踪事件」を調査します。

本編の前日譚
本作はFF7の前日譚としての内容で、本編ではあまり描かれなかったクラウドの親友であるザックスの物語を描いています。
ザックスに関しては、本編ではクラウドの親友であるという設定もなかったくらいでほとんど存在が間接的に仄めかされるばかりでしたが、そのキャラクターを深掘りしていきます。
過度な期待は禁物
もともと本作の魅力は零式(HD)もそうなんですが、携帯機という制約のなかで、これほどのクオリティのグラフィックが演出する厚みのあるストーリーを展開しており、かつカジュアルなアクションを実現していた点でした。加えて、本編で描かれなかったザックスというキャラクターの悲劇性とキャラクター性の魅力でした。
なのでゲームとして完成度が高いかというと微妙です。
ゲームメカニクス
戦闘
だいたいキンハーみたいなシステムで、ワンボタンで諸々のアクションがこなせるカジュアルアクションで、基本的にアクション苦手な人がキャッチアップできるようなデザインです。
剣による通常攻撃に加えて、「マテリア」を装備することで技や魔法を使えます。通常ではセットしたアイテムを使用する。コマンドリストから選択し、対応するボタンを押すとセットしたマテリアの魔法や技が発動できます。
D.M.WはDigital Mind Waveの略。戦闘中にランダムで3つのリールが回転し、揃った目によって様々な恩恵が得られます。絵柄は今作の登場人物で構成され、絵柄をそろえるとリミット技が発動します。要するはスロットでランダム効果が発生し、主人公を助けてくれます。
新要素
通常攻撃から近接攻撃マテリアをコンボでつなげると、攻撃力が向上するようになりました。
通常攻撃に「構え」「強撃」が追加。「構え」は、APを消費してガードをします。構えのあとに近接攻撃系のアビリティを使うとダメージが向上するほか、構え後の攻撃にはスーパーアーマーの「がまん」が付与されます。「強撃」は構えから発動する、ノックバック性能の高い技です。
バスターソード熟練度は、構えや強撃を使い込むと向上します。熟練度が上がると、構えのガードや、構えからの攻撃の性能が向上します。
一部の敵が使用する、ムービー演出を伴う回避不可能な大技の詠唱時間中に表示されるスキルパワーゲージが追加されました。詠唱時間内にゲージを減らすことで技の威力を下げ、また削り切ると技の発動を防げます。







