始めに
『あつまれ どうぶつの森』レビューを書いていきます。
独創性 | 完成度 | 快適さ | ボリューム | フィクション | その他 | 判定 |
8 | 7 | 4 | 8 | 8 | 0 | 優(35) |
- どう森としての基本は十分
- 豊かなリソースのボリューム
- サンドボックス要素が調整不足
ゲームフィクションについて
概要
本作ではシリーズ初の「無人島」 を舞台とします。プレイヤーは、商店や不動産会社を営んでいた「たぬきち」が新たに始めた不動産デベロッパー「たぬき開発」による「無人島移住パッケージプラン」に参加し、手つかずの島で、たぬき開発の社長のたぬきちたちと生活を始めていきます。
グラフィックが強化
グラフィックが強化され、風景や生き物の描写が緻密になりました。どうぶつ達は顔の凹凸が鮮明になり生物的な生々しさを増しつつも、愛くるしさを残しています。
虫や化石など、収集要素もグラフィックの強化によって魅力を増してます。
キャラゲーとして
固有住民、一般住民は相変わらず魅力的です。キャラゲーとしての魅力はしっかりしてます。
ゲームメカニクスについて
マイル
マイルというポイントがあらかじめ用意されたお題を達成すると溜まっていきます。
貯まったマイルは案内所にある「タヌポート」でレシピや家具などと交換でき、街の発展に役立てられます。
クラフト、サンドボックス要素
道具や家具を作れるなどクラフト要素がプラスされました。
レシピと材料をもった状態でDIY作業台を使用することでアイテムを作成できます。自作できる道具や家具の種類は、「DIYレシピ」を入手し、レシピを覚えることで増えます。
また島の地面に手を加えられる「島クリエイター機能」が追加されました。この機能によって、川や池、崖や滝などをデザインできます。
着想は面白いが未完成
クラフトに関してはDIYは面白いものの、サンドボックス要素はまだ未完成という印象です。
印象として近いのはフォールアウト4で、もともと箱庭探索、オープンワールドジャンル故にサンドボックス要素とは相性がいいはずなのですが、UIが劣悪で思い通りにデザインできず、ストレスが溜まります。
総評
良作だが挑戦は失敗
本シリーズはキャラゲー、アドベンチャーとして土台がいいので高水準ですが、とはいえ新しい挑戦には失敗していて、過去作からある要素のブラッシュアップには成功しているという印象です。
関連作品、関連おすすめ作品
・『テラリア』『ドラゴンクエスト ビルダーズ』シリーズ(1.2):サンドボックスゲーム