始めに
始めに
コスパのいいクソゲー『マッドマックス』についてレビューを書いていきます。
独創性 | 完成度 | 快適さ | ボリューム | フィクション | その他 | 判定 |
6 | 6 | 3 | 6 | 6 | 2 | 良(29) |
- 戦闘が楽しい
- 全体的に手抜き
- スカスカマップ
- 車の操作性
ゲームフィクション
あらすじ
マックスは沈黙の荒野を目指して孤独に旅をしていました。襲ってきたスクロタスのウォーボーイ達を返り討ちにし、彼等から燃料を奪取した事でスクロタスに身包みを剥がされ愛車のV8インターセプターが強奪されます。そしてスクロタス本人には深手を負わせるも、マシンを奪い返せず荒野に放り出されます。その後、メカニックのチャムバケットと出会いマグナム=オプスをカスタムしながら、チャムバケットを相棒として、スクロタスに抵抗を続ける勢力に協力します。
怒りのデス=ロードベースのストーリー
映画「怒りのデス=ロード」がベースの世界観、ストーリーでそこそこ見応えのあるドラマが展開されるものの、全体的に雑な仕上がりです。ストーリーも「怒りのデス=ロード」本編とはあまり関係の無いもので、シリーズ(1.2.3.4)の1.2に似たマックスの流浪と復讐が中心のストーリーです。
ゲームフィクションについて
オープンワールド(笑)
基本的にはアーカムシリーズのゲームリソースを使い回した素材を荒野にまぶしたような世紀末なゲーム内容になっています。オープンワールドらしいですが、ファークライ3、Just Causeシリーズ(1.2.3.4)と大差ない、水増し気味のスケールのだだっ広いマップに拠点がまばらにあって、そこで戦闘や探索をこなしていきます。
相棒となるマグナム=オプスはアーカムナイトのバットモービルよりもさらに劣悪な操作性かつ貧弱さで、頻繁に転倒し接触で炎に包まれます。世紀末のゴロツキどもが嫌がらせをしてくるので、移動はいよいよストレスです。改造しても変わらず、地形ですぐ転倒します。何もない荒野をブーストで駆け抜けてはちょっとの坂で吹き飛び転倒するマグナム=オプスの無様な姿に変な笑いが出ます。
アーカムシリーズ(AA.AC.AN)と比べると、原作への愛が皆無で『マッドマックス』シリーズ(1.2.3.4)ならスカスカのマップでも最低限の体裁は保たれるからという作り手の甘えが透けて見えるかのようです。
戦闘
このゲームの唯一最大の魅力は戦闘で、アーカムシリーズ(AA.AC.AN)の戦闘を使い回しているのでそれは面白いです。戦闘はマックスの成長も楽しく、演出も派手で楽しいです。本作は戦闘が楽しいので、セールで1000円切っているならまあお釣りがくるくらいの内容ではあるかもしれません。
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