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良ゲー。『Alan Wake Remastered』(アランウェイクリマスタード)レビュー、評価、感想

レメディ=エンターテインメント
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始めに

『Alan Wake Remastered』を書いていきます。『アランウェイク』シリーズ(1[re].2)の一作目のリマスターです。

独創性完成度快適さボリュームフィクションその他判定
963690良(33)

ゲームフィクション

あらすじ

 ベストセラー作家アラン=ウェイクは、妻のアリスに起こされ悪夢から目を覚まします。スランプから逃れるため、妻のアリスとニューヨークを離れ、大西洋沿岸部に位置する田舎町「ブライトフォールズ」を訪れていました。宿泊先であるコールドロンレイクのダイバー島のキャビンで、アリスと喧嘩します。

 アランがキャビンを出た直後、アリスの悲鳴が聞こえます。戻ったアランはアリスが湖に沈んでいくのを目撃し、湖へ飛び込むものの、意識を取り戻したのは事故を起こした車の中でした。

 混乱しつつ暗い森を走るアランの前に、原稿用紙が舞い落ちます。『ディパーチャー』という題はアランが最新作に使おうと決めていたもので、著者も自分になっていました。その原稿には、主人公が暗い森の中で斧を持った殺人鬼に襲われる展開があり、それが自分の身に本当に起こります。

ホラー、ファンタジー

 全体的にスティーブン=キングの小説、デイヴィッド=リンチ監督(『ブルーベルベット』など)の『ツイン・ピークス』や『LOST』に影響されています。

 リンチ監督は卓越した古典主義者で、クラシックな表現主義や怪奇映画のスタイルをリファレンスしつつ、独特の幻想的なタッチを展開しています。本作はそんな映画監督から影響を受けつつ、表現主義、怪奇映画テイストの強い独自のムードを演出しています。

 サイレントヒルシリーズ、サイコブレイクシリーズ(1.2)にも引けを取らない演出力です。

ゲームメカニクス

戦闘

 TPSですが主人公も、民間人の小説家という設定を踏まえており、モーションの性能が低く、ダッシュも短距離しか維持できません。

 戦闘では、登場する敵は銃器だけでは倒せません。まずフラッシュライトなどで光を浴びせて敵の纏う闇のバリアーを壊し、それから銃撃で攻撃します。ライトで敵は怯み、ある程度当てることで「闇」をようやくはらえます。

 フラッシュライトの効果は構えなくてもあります。使うとバッテリーを消費するものの、照射をやめるとオート回復します。バッテリーを消費すると瞬間回復できるものの、バッテリーは消耗品です。
 武器の中には範囲攻撃の「閃光手榴弾」や「発炎筒」「フレアガン」といったものも用意されています。

その他

 コマンド入力で回避アクションが発動、うまく回避すると動きがスローになります。そのままダッシュできますが、ダッシュし続けたり何度も回避すると息切れします。

 リロード時、ボタン連打すると素早くリロードできます。

ゲーム性はぼちぼち

 『アランウェイク』シリーズ(1[re].2)だけではなく、『Control』などリメディというメーカー作品の傾向なのですが、ゲームフィクション部分に重きを置いているデザインで、ゲームとしての遊びのレベルにおいては凡庸だったり、調整不足なものが多いです。

 本作も同様に、ベタなホラーTPSといった感じで、固有の遊びに乏しいです。光による戦闘もテンポの低下を招くばかりで、面白くはないです。それと無駄に戦闘が多くて難易度が高く、初見殺しな敵配置のためにしにまくります。シリーズ(1[re].2)の2ではややここは改善します。

関連作品、関連おすすめ作品

・『プレイグテイル』シリーズ(1.2):光のギミック。

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