始めに
『Marvel’s Spider-Man:Miles Morales』レビューを書いていきます。シリーズ(1.mm.2)の1と2の間です。
| 独創性 | 完成度 | 快適さ | ボリューム | フィクション | その他 | 判定 |
| 9 | 9 | 3 | 6 | 7 | 3 | 優(37) |
- 相変わらず移動が楽しい
- マイルズも魅力的
- 1から大きな変化はない
ゲームフィクション
あらすじ
前作から一年後の冬。高校生になった主人公のマイルズ・モラレスは、ハーレム地区での新しい生活にいながら、ピーター・パーカーに導かれて、もう一人のスパイダーマンとして活躍します。
ティンカラー率いるハイテク犯罪組織アンダーグラウンドとエネルギー企業ロクソンの抗争で街が危機に。冬のニューヨークを救うため、マイルズは戦います。
マイルズの物語
主人公がピーター・パーカーからマイルズ・モラレスへ変更されました。
本作では交代理由はピーターが海外へ出かけるためで、シリーズの続編では普通に生きています。
ゲームメカニクス
最高の箱庭におけるフリーラン
本作の魅力は、なんといっても移動シーンの楽しさです。RDR2、ブレワイなど、しばしばオープンワールドゲームでは歩くたびに発見のある圧倒的なフィールドのデザインに目を見開かれるなど、移動の豊かな楽しみが宿っている場合が多いです。本作はもっと小規模でイベントも小ぶりな箱庭が舞台ですが、それでもこの作品の移動が快楽に満ちているのは、ビデオゲームのプレイという身体性を帯びた言語行為のなかでプレイヤーがスパイダーマンというプレイアブルキャラクターを自己の身体の延長、鏡像として、ビルの間を縦横無尽に直感的な操作で動き回れるという部分にあります。『InFAMOUS Second Son』もすごかったですが、これはそれ以上です。映画や漫画で思い描いていたスパイダーマンになりきって箱庭を飛び回れるというのが本当に感動します。
戦闘
基本
『バットマン』アーカム三部作シリーズ(AA.AC.AN)のフリーフロー・コンバットをパクった感じの戦闘になっています。『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』のように、淀みなくコンボやカウンターを決めていけるので楽しいです。
基本的には攻撃を連打しつつ、ヘイトアイコンが表示されたら回避します。ジャスト回避に成功するとカウンター攻撃が発動できます。盾を持った敵など、通常の攻撃が通らない敵には背後に回り込むドッジアンダーを使って倒さなくてはいけないなど、敵のバリエーションに応じた適切な立ち回りが必要です。体力管理はシビアですが、主人公も強くシンプルな操作で直感的に動けるためそこまで難しくないです。
新要素
電気を用いるヴェノム・パワーにより、敵を感電させたり、特定の敵の装備を破壊できます。バトル以外にも電気を与えたり吸収して道を開拓するギミックもあります。
またカモフラージュにより一定時間透明となります。「カモフラージュゲージ」が残る間透明になり、カモフラージュ中に攻撃すると解除されます。
育成
装備であるスーツのスーツパワーのカスタマイズとデッキビルド要素がありますが、性能には偏りがあります。育成要素は鍛えると全部のスキルを解禁できるので、特定の方向性にデッキビルドする要素は希薄です。






