始めに
『GRAVITY DAZE』レビューを書いていきます。
独創性 | 完成度 | 快適さ | ボリューム | フィクション | その他 | 判定 |
8 | 8 | 4 | 6 | 7 | 2 | 優(35) |
- 独創的世界観とゲーム性
- マップの完成度
- 操作性の癖が強い
- 戦闘が薄味
- 2前提のシナリオ
ゲームフィクションについて
あらすじ
巨大な円柱を取り囲むように築かれた空中都市ヘキサヴィル。この街は「重力嵐」の脅威にさらされ壊滅の危機に瀕していました。住む所を失いさまよう人々も目立ち始めたヘキサヴィルの一角で、後に周囲から「キトゥン」と呼ばれることになる一人の少女が目を覚まします。少女は嵐と共に現れた脅威「ネヴィ」と戦い街の人たちを守りながら、嵐に「奪われた街」を取り戻すために奔走します。
コミック風の演出
ストーリーでは、漫画のような形式でシナリオが展開していきます。動きが少ないのでちょっと物足りないです。
全体的に宮崎駿作品(『風立ちぬ』)のような、飛行を印象的なモチーフとする作品に仕上がっています。
シナリオがぶつ切り
本作は二作目を前提でストーリーが設定されているため、この作品だけで完結しないため、やや遊んだあとでもやもやはします。ほとんどの伏線が回収されません。
またボリュームもかなり短いです。
ゲームメカニクスについて
アクション
基本
Rボタンで、主人公のキトゥンは無重力浮遊状態になりその場で空中に留まります。その状態でカメラの向きを変えもう一度Rボタンを押すと、「重力の働く方向」が現在のカメラの前方に変更され、その方向に落下します(『重力チェンジ』)。
重力操作中は「重力エナジー」というゲージを消費します。エナジーが切れると重力操作が解除されます。重力エナジーは重力操作を行わなければ、時間経過で全回復します。。
その他
重力スライドとよばれるアクションで、床をキトゥンにとって斜面とし、床に沿って高速でスライド移動ができます
また○ボタンで、周りのオブジェクトや人を無重力状態にして持ち上げられます。この状態で○ボタンを押すと、オブジェクトを打ち出せます。戦闘などて使えます。
また無重力浮遊状態の時や、重力チェンジ落下中に□ボタンで、高速落下しながら重力加速度を利用しキック攻撃できます。
戦闘はおまけ
本作は戦闘もありますがおまけ程度でき、あくまでも本作は重量を用いた移動の部分が肝となっています。
戦闘は2で強化されます。
アドベンチャー要素
街の一つ一つが広く、重力アクションによる探索が楽しいです。
街には壊れた設備などが存在し、ジェムを消費して、復旧させられます。復旧させる度に、何らかのチャレンジミッションに挑戦できるようになります。
チャレンジミッションは、ミニゲーム的なやり込み要素です。
関連作品、関連おすすめ作品
・『Marvel’s Spider-Man』シリーズ(1.mm.2):浮遊がもたらす箱庭探索の魅力。