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雰囲気ゲー。『ファイナルファンタジー 零式 HD』レビュー

スクエニ
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始めに

『ファイナルファンタジー 零式 HD』レビューを書いていきます。

独創性完成度快適さボリュームフィクションその他判定
664672良(31)
  • 雰囲気ゲー
  • 戦闘が楽しい
  • 全体的に調整不足
  • シナリオも雰囲気重視でわかりにくい

ゲームフィクション

あらすじ

 魔導院ペリシティリウム朱雀の生徒達は13のクラスに分けられています。

 彼らはこの世に平和をもたらすアギトになるべく、励んでいます。

グランギニョルな戦争劇

 戦争をモキュメンタリー風に演出するなど、独特の世界が展開されます。
 死んだ人間の記憶が失われる設定も含めて、独特のムードを演出しています。

 プレイヤーは0組の14人のキャラクターを操作していきます。0組生徒は全員が主人公みたいな感じで、群像劇的デザインです。鬼頭『ぼくらの』と似ています。

雰囲気ゲー

 全体的に雰囲気ゲーです。ノムリッシュみたいな感じで、設定周りが説明不足で、とっつきにくく急展開な印象を受けます。とはいえその独特な雰囲気は魅力的です。

楽曲

 楽曲は高水準です。

 エンディングテーマはBUMP OF CHICKENの「ゼロ」です。この曲は本作の内容を象徴する歌詞になっていて、印象に残ります。『アンインストール』と似ていますが、主人公たちへのレクイエムになっています。

過度な期待は禁物

 もともと本作の魅力はクライシスコア(リユニオン)もそうなんですが、携帯機という制約のなかで、これほどのクオリティのグラフィックが演出する厚みのあるストーリーを展開しており、かつカジュアルなアクションを実現していた点でした。

 なのでゲームとして完成度が高いかというと微妙です。あくまでも雰囲気や物語性が独特で、そこから特にコアなファンもいるみたいな感じです。

ゲームメカニクス

戦闘

ユニットとパーティー

 プレイアブルユニットの14人は能力に差別化がなされ、被るキャラはいません。それぞれ強みがありつつ、一部バランスブレイカーもいる感じです。

 プレイヤーが操作する1人と自動操作キャラ2人の3人でパーティーを組み、残りのキャラは「リザーブメンバー」として操作キャラが戦闘不能になった時に参戦します。

ブレイクサイト

 ロックオン時にサイトが黄色くなった瞬間に攻撃すると大ダメージを与えられる「ブレイクサイト」(ボス格)、サイトが赤くなった瞬間に攻撃すると瞬殺できる「キルサイト」が本作を代表するシステムです。

 このシステムに関しては良くできています。回避や防御で相手を観察し、特定行動の隙にはキルサイトやブレイクサイトが表示されるので、カウンター的に決めていきます。

ステージデザイン

 全体的に本作は不親切設計で遊びにくいです。

 レベル補正の高さと、仲間CPUの劣悪さ、敵の強さなどが相まって、とにかく難易度が高く、しかもレベルを上げるしかどうしようもないことが多く、そもそものレベル上げのテンポの悪さも相まって、遊びにくいです。戦闘は楽しいのですが、

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