始めに
今日はRE:4のDLC『セパレート ウェイズ』についてレビューを書いていきます。攻略記事はこちらから。
ゲームフィクションについて
あらすじ
合衆国のエージェント、レオン・S・ケネディがたどり着く前に、その村に潜入したエイダ。彼女に与えられたミッションは、琥珀「アンバー」の奪取です。そこで待ち受けていたのは、自らの体を蝕んでいく寄生虫、過去の罪を償おうとするルイスとの出会い、そしてレオンとの再会でした。
非情なスパイとして感情を殺そうとしつつも機械になりきれず、一人の人間として苦悩するエイダの闘いが描かれます。
原作との比較
原作では完全版から追加されたエイダ編でしたが、今回はDLCで追加されました。エイダはRE:4でもそうでしたが、原作よりも人間臭くて正義に篤い部分が描かれています。目的のために非情であろうとしつつも、レオンやルイスといった正義のために戦う者たちの姿に負い目を感じ、自分を見つめ直すエイダの姿が印象的です。
とはいえ大筋は原作通りで本編のバックステージものです。主な変更点としては本編でオミットされたU3がエイダを追跡してきます。U3にはペサンタの名前が与えられ、幻覚を駆使してエイダを苦戦させます。リベのラスボス、リベ2のグラスプのような感じでしょうか。あとクラウザー戦がなくなりましたが、あれは本編時点で蛇足という声もあったので必要ないでしょう。レオン編で綺麗に終わったクラウザーとの因縁を、クラウザーと接点のないエイダのシナリオで蒸し返すのも野暮です。
ボリュームは8.9時間くらいで本編の3分の2弱くらいの長さです。
ゲームメカニクスについて
固有のアクション
基本的にエイダはレオンに固有のアクションを加えたユニットとしては上位互換になっています。フックショットによって遠距離からメレーを繰り出せる他、チャームによってフックショットで敵の盾を剥がすこともできます。
また武器に関してはボウガン(マインスロアーのようなもの)が追加されていますが、ボルトスロアーとマグナム、アサルトライフルがないです。なので無限マグナムもないです。
ステージデザイン
エイダ編は本編よりステージデザインが洗練されていて、慣れると最高難易度でもノーセーブが安定しやすい(事故が起こりにくい)と思っています。アシュリーがいないというのもありますが、覚えると安定する箇所が多いです。また本編のデルラゴ、アシュリーパート、トロッコのような周回すると若干面倒(覚えゲーなので簡単だが事故りやすい)なパートがないのも好印象です。レーザートラップや即死QTE要素もあるのですが、少なく適当に捌けます。
ボスは本編よりも強いですが、慣れると安定します。いずれもモーションが割合素直で完成されています。