始めに
『ロックマンゼクス』レビューを書いていきます。
独創性 | 完成度 | 快適さ | ボリューム | フィクション | その他 | 判定 |
8 | 8 | 4 | 6 | 7 | 1 | 良(34) |
- ゼロシリーズが面白いから面白い
- 設定が面白い
- マップがシームレスに
- 全体的に調整不足
ゲームフィクション
あらすじ
運び屋ジルウェ・エクスプレスに属する主人公は、ガーディアンの司令官からの依頼で、ライブメタルをジルウェと運ぶ事になります。
主人公が合流地点のそばまで来ると、ライブメタルを狙うイレギュラーに襲われ、攻撃を受けて崖下に落下した主人公。そこでガーディアン司令官・プレリーに遭遇。イレギュラーにさらに攻撃されますが、ライブメタル・モデルXが呼びかけてきます。
主人公は、ライブメタルによりロックマン・モデルXへとロックオンし、イレギュラーを退けます。モデルXの「適合者」となった主人公は、戦いを始めます。
世界観
時代設定は『ゼロ』シリーズ(1.2.3.4)の数百年後。人間とレプリロイドの垣根がなくなった世界が舞台です。
イレギュラーは今作では野生化し好戦的なレプリロイドやメカニロイドを指すタームです。
本シリーズ(1.2)におけるロックマンは、ライブメタルを使いアーマーを纏い「ロックマン」に変身するもののことです。
性別を選べる主人公
本シリーズシリーズ(1.2)は二人の主人公のうち片方を選択します。少年ヴァンか少女エールが主人公です。2でも同様で、ただ主人公は変化します。
ゲームメカニクス
戦闘
ロックオンシステム
主人公は適合するモデルXから、他のライブメタルと合体して様々な姿に変身できます。
一部のモデル以外はAボタンでO.I.S.を発動でき、発動中はライブメタルゲージを消費し、攻撃力強化・属性攻撃・専用の特殊能力を使用可能になります。
前代未聞の弱点の調整
ボスのフォルスロイドには弱点部位があり、弱点に攻撃を当てるとダメージが増えます。
しかし、本作ではコンディションボーナスがあり、弱点に攻撃すると撃破後に得られるライブメタルの各モデルのLMゲージ総量が減る(レベル1から4の間で推移)ようになっています。このため弱点を攻撃しない立ち回りが重要になるという謎仕様です。ただボスとは再戦はできるので、取り返しがつかないわけではないです。
またガーディアンベースでEクリスタルを消費してLMゲージを上げられるため、ノーマルモードではそれが救済措置になってます。
デッキビルド
ロックオンのモデル
先述のモデルはXシリーズ(1[無印,イレ].2.3.4.5.6.7.8)のアーマーやゼロシリーズ(1.2.3.4)のフォームに似ていますが、バランスがわるいです。
モデルX、モデルZX、モデルHXあたりが優秀で、アンバランスです。シリーズ(1.2)の2でもこの傾向は変わらないです。
チップ
チップはXシリーズ(1[無印,イレ].2.3.4.5.6.7.8)やゼロシリーズ(1.2.3.4)にあり、ゼロ4で拡大した要素でしたが、本作はこれが大幅に縮小しました。
種類も減って性能もほとんどサブ的なものになっています。
探索のフィールド
フィールドは殆どのマップが地続きで、ゼロシリーズ(1.2.3.4)の1に近く、メトロイドヴァニアテイストです。シリーズ(1.2)の特徴ですが、マップのデザインは2よりこっちの方がいいです。
通常の「ミッション」の他に、『ゼロ』シリーズシリーズ(1.2.3.4)におけるサブイベントのような「クエスト」があります。
クエストで獲得できるアイテムはEクリスタル、チップ、サブタンクなどです。
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・『Cuphead』『Dead Cells』『Hollow Knight』『ブラッドステインド:リチュアル・オブ・ザ・ナイト』:横スクロールの名作。