始めに
『ASSASSIN’S CREED IV BLACK FLAG』(アサシンクリード4ブラックフラッグ)レビューを書いていきます。
独創性 | 完成度 | 快適さ | ボリューム | フィクション | その他 | 判定 |
7 | 7 | 4 | 6 | 8 | 3 | 優判定(35) |
- 海戦が楽しい
- 箱庭が拡大
- アサシン感がどんどんなくなっていく
ゲームフィクション
あらすじ
アブスターゴエンターテインメント社は、アニムスを普及させるためにゲーム機「アニムス・オメガ」を市場投入し、VR体感型ゲームを開発していました。海賊黄金時代を舞台にしたゲームの開発のため、新人社員の主人公がリサーチ・アナリストとして入社します。
テンプル騎士団を継承し人類支配を目論むアブスターゴ社は、『かつて来たりし者たち』が造った『観測所』を狙っています。回収したデズモンド・マイルズ(前作までの現代編の主人公)の遺伝子記憶をリサーチ・アナリスト達に読ませ、『観測所』の位置を知る「エドワード・ケンウェイ」という海賊の記憶を入手しようとします。
1715年のカリブ海、エドワード=ケンウェイは船がアサシンに襲撃され、嵐で船は難破し、島に漂着します。そこでアサシンを倒したエドワードは、その衣装と所持品を手に入れ、彼がアサシンを裏切りある人物と接触しようとしていたことを知ります。
シリーズ再出発
3で現代編が主人公の死によって完結してしまったので、本作で新スタートする感じです。
『III』の過去パートの主人公コナーの祖父にあたるエドワード・ジェームズ・ケンウェイが主人公です。
この現代編なのですが、毎度各勢力や人物の目的が新規には分かりにくく、私も最初意味がわからず聞き飛ばしていました。
ゲームメカニクス
戦闘
大きな変化はなく、装備品の調整、武器ホイール廃止などが特徴です。本作のメインは海上のアクティビティになっています。
船によるアクション
船による探索
海戦要素が3から強化され、以降のシリーズでは船や海戦がしばしばフィーチャー(ローグ、オデッセイ、ヴァルハラ)されます。
今作ではシームレスに船を乗り降りできるようになっています。戦闘中や荒天時以外では停船時に舵輪を離して船から飛び降りたり、船内で身支度できます。
操船中は望遠鏡で探索できます。またハーフセイル、フルセイルからさらに加速すると、「最大船速」が出せようになっています。
海戦
今作ではカメラが向いている方向で攻撃方法が切り替わります。前方を向いていると「連鎖弾」、横を向いてると「通常弾」、後方を向いていると「樽爆弾」を投下できます。船体を攻撃した際に露出した弱点や爆弾には「旋回砲」を発射できます。側面を向き照準をつけずに発射すると「重砲」を撃てます。近距離では高い威力があるが、専用弾を消費する。
船体の衝角(ラム)で、突進するラムアタックもあります。
ダメージを与えると、マストが折れ炎上し、乗り込み可能になります。 その後条件を満たすと、船を制圧できます。さらに攻撃して撃沈させることもでき、その際はリターンが減ります。
アクティビティ
各地に砦があります。この砦と戦うこともでき、防衛線を艦砲射撃で破壊すると乗り込めます。そこでミッションを達成すると砦を制圧できます。
砦攻略で、海洋ミッションが開放され、マップ上で周囲のアクティビティが表示されます。
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