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良ゲー。『スター・ウォーズ ジェダイ:フォールン・オーダー』レビュー

エレクトロニック=アーツ
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始めに

 今日は『スター・ウォーズ ジェダイ:フォールン・オーダー』についてレビューを書いていきます。ゲームとしては続編サバイバーの下位互換です。

独創性完成度快適さボリュームフィクションその他判定
872785優(35)
  • 完成度の高い戦闘。
  • シナリオも優れる
  • キャラゲーとしての完成度
  • 探索の誘導が酷すぎる
  • ファストトラベルもろくに使えない

ゲームフィクションについて

あらすじ

 皇帝パルパティーンが発令した「オーダー66」によって、多くのジェダイが粛清された後(SW3と4の間)。辛くも逃れた元ジェダイ=パダワンのカル=ケスティスは、惑星ブラッカに潜み「スクラッパー=ギルド」の一員として働いていました。
 しかし親友のプラウフを落下事故から助けるためにフォースを使い、帝国軍に自身の存在が知れます。尋問官のセカンド=シスターの追跡をかわして脱走、不意に現れた宇宙船「マンティス」に助けられ、難を逃れます。
 マンティスに乗っていたのは、グリーズ=ドリタスと、元ジェダイの女性シア=ジュンダ。シアは帝国軍に対抗するため、ジェダイ=オーダーの再建を望んでいました。ジェダイ=マスターのイーノ=コルドヴァが、幼いフォース感応者のリスト《ホロクロン》を隠したことを知り、一行は旅立ちます。

ファンアイテムとしては一級品

 過去の映画作品では描かれなかった(主人公父子の活躍の間の時代)反乱軍のいない銀河帝国初期の時代を題材にするシナリオで、企画の着想からして原作愛に満ちています。シナリオは完成度が高いです。 

 とはいえSWシリーズって続編サバイバーの記事でも書きましたがそんなに面白い作品ではないので、原作未履修でも分かりやすいながらもファン以外に勧められるかというと微妙です。あくまでもファンアイテムです。ホグレガと近いです。

ゲームメカニクス

劣悪な探索要素が全てを台無しに。それにそもそも

 本作の最大の欠陥は劣悪な探索要素で、正直このせいで遊んでいて終始イライラしました。本作はレールプレイのアドベンチャーなのですがファストトラベルもなく誘導もマップに目的地が示されるだけなので、近年のゲームでは体験できない謎解きでもなんでもないところでぐるぐる数時間過ごすファミコン〜プレ2時代に味わった懐かしい感動を味わえます。

 それとそもそもSWなのになんで剣戟とドッグファイトがメインではなくダンジョン探索がメインなのか謎です。しかもその探索要素は劣化『トゥームレイダー』リブート三部作(1.2.3)、超劣化『アンチャーテッド』シリーズ(1.2.3.4)としか形容できない劣悪な内容で頭を抱えます。続編サバイバーではファストトラベルは追加されるものの誘導は依然分かりづらいです。

アクションと戦闘要素はソウルライクで上々

 本作はソウルライクにくくられ、ソウルシリーズ(1.2.3)よりはむしろ派生作品のSEKIROに近い戦闘の遊び心地です。パリィによるカウンターとフォースゲージを消費しフォースを使う攻撃を織り混ぜ戦います。スタミナゲージはガード時のみ消費します。

 それとスタンスによるバリアブルアクションがあります。『龍が如く』シリーズ(0,1[].2[極2].3.4.5.6.7.見参.維新)の0以降、DMCシリーズ(1.2.3.4.5)の3以降のような感じでしょうか。

 育成要素はスキルツリーで、デッキビルドの自由度は低いです。

 全体的にカジュアル版SEKIROみたいな印象で完成度は高いのですが、本作独自の遊びに乏しいです。

関連作品、関連おすすめ作品

・『スター・ウォーズ ジェダイ:フォールン・オーダー』『Wo Long: Fallen Dynasty(ウォーロン フォールン ダイナスティ)』『Sifu』『Lies of P』パリィ主体のソウルライク

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