始めに
『ロックマン10』レビューを書いていきます。『ロックマン』シリーズ(1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11)の一作です。
独創性 | 完成度 | 快適さ | ボリューム | フィクション | その他 | 判定 |
8 | 8 | 4 | 6 | 7 | 2 | 優(35) |
- 完成度の高いロックマン
- レトロなスタイルで完成されている
- ハードの進化を実感しにくい
ゲームフィクション
あらすじ
ある日ロールが「ロボットエンザ」に感染します。ロボットエンザは世界中に拡がり、多くのロボットが犠牲になります。
発生から1ヶ月後、感染で熱暴走したロボットが街を襲い、占拠する事件が発生します。
やがてライト博士らをDr.ワイリーが訪れます。ワクチンの作り方がわかったものの製造機が暴走ロボットに強奪されたそうです。
ロックマンはブルースと共に製造機を奪還しようとします。
FC風の現代版ロックマン
最新ハードで、FC風デザインのグラフィックです。2Dドットへのオマージュは最近は多いですが、その先駆けでした。BGMもFC風です。
力が入った演出ですが、細かい粗は目立つのと、『オクトパストラベラー』シリーズ(1.2)のように、2Dドットをリファレンスしつつ今日的な技術で再開発した感じでもなくてガワをそのままなぞった感じで少し物足りない印象はします。
ゲーム性に関しても同様で、シリーズ(1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11)としての積み上げに乏しく1や2を再生産した印象は強いです。

Xシリーズとのつながり
本作はウィルスのパンデミックを描くなど、3以降で確立したシグマウイルスの設定とのつながりを強く感じさせる内容になっています。
ゲームメカニクス
モード
難易度選択ができるようになりました。「ノーマルモード」と「イージーモード」がデフォルトで選択可能で、条件を満たせば「ハードモード」も選択可能です。
専用のステージに挑戦する「チャレンジモード」が追加されました。
ユニット
ブルース
今作では初めから「ブルース」が使用できます。
性能は前作と同じでスライディング、チャージショットができ、ジャンプ中に盾を構えられ、最初からサポートアイテム(ラッシュに付随するアイテム)を全て所持します。
ダメージがロックマンよりも多く、移動速度とジャンプ力が低く、バスターも2発しか連射できず、使いにくいです。
今作ではショップが利用可能になりました。購入できるアイテムの種類は少なく、値段も高いです。
フォルテ
「フォルテ」が使用可能。
性能は『ロックマン&フォルテ』に概ね準拠しつつ、二段ジャンプはできず、バスターも低威力です。代わりにバスター連射で一部の敵の盾を弾きます。
サポートアイテムのゴスペルブーストは空中移動に優れ、ロックマンやブルースより強いユニットです。
関連作品、関連おすすめ作品
・『Cuphead』『Dead Cells』『Hollow Knight』『ブラッドステインド:リチュアル・オブ・ザ・ナイト』:横スクロールの名作。