始めに
『タクティクスオウガ リボーン』レビューを書いていきます。
| 独創性 | 完成度 | 快適さ | ボリューム | フィクション | その他 | 判定 |
| 6 | 6 | 4 | 7 | 6 | 0 | 良(29) |
- 育成周りはちょっと良くなった
- バフカードがマジでゴミ
- ほとんど原作やPSP版から進化がない
ゲームフィクションについて
あらすじ
「暗黒騎士団」の進軍により故郷である港町ゴリアテを襲撃され父親を拉致された主人公デニムは、ウォルスタ人のレジスタンスとしてゲリラ活動を行っていました。
ある時、暗黒騎士団の団長である「ランスロット」が港町ゴリアテを訪れるという情報を聞きつけ、姉のカチュア、親友のヴァイスとともに、暗殺するという計画を立てます。しかしそれは同名の別人であると判明、島外のゼノビア王国から来た騎士、ランスロット=ハミルトンたちでした。成り行きからランスロット達の助力で、デニムたちはロンウェー公爵の救出およびアルモリカ城の奪還に成功します。

リボーン?
「リボーン」と称するにも関わらず、ビジュアルに変化がありません。新規の絵がほとんどなく、過去のモーションの流用ばかりです。『オクトパストラベラー』シリーズ(1.2)『STAR OCEAN THE SECOND STORY R』『ライブアライブ』におけるドット絵と3Dの卓越したフュージョンを見た後だとゲンナリします。
「リボーンだけど、ほぼリマスターか。がっかり」と思った人も安心してください。ちゃんと新要素のバフカードが追加されており、戦略性を度外視した世紀末な戦闘を楽しめます。
ゲームメカニクスについて
デッキビルド
PSPリメイクから
PSPリメイクから、汎用クラスは類似のものは1つに整理されています。固有クラスは一部のキャラしか就けず、固有クラスを持つキャラもクラスチェンジできます。亜人種も、クラスチェンジができるようになりました。
「スキル」が追加。戦闘で稼いだSPを消費しスキルを習得、スロットにセットできます。覚えられるスキルはクラスに依存し、クラスレベルが上がると新しいスキルが解禁されます。アクションスキルは基本的にそのクラス専用です。
リボーンから
クラスレベル制(レベル管理がクラスごと)から、ユニットごとのレベル制に戻りました。PSP版で特に評判の悪かったところ(このせいで数クラスに特化したレベル上げを余儀なくされていました)なので、ありがたいです。
消耗品アイテム、呪文書も装備スロットを占める装備になり、同時に最大4つ扱えます。全体的にスキル、クラスなどデッキビルド周りが整理、洗練されて、ビルドの幅が増えてます。扱いにくいスキルが減りました。
相変わらずバランスが悪い
もうずっとそうですが、本作もバランスが悪く、シャーマン、ホワイトナイトなどの突出して強いクラスがあります。全体的に、根本的な調整不足を修正しないまま変な新要素を追加して、一層世紀末なバランスになってます。
また従来猛威を振るった弓が文字通り産廃化しているなど、全体的に投げやりな調整です。
戦闘
新要素
「バフカード」が、戦場のランダムなマスなどから出現し、ユニットがそこに移動する取得します。戦闘中に文字通りバフ効果を与えます。敵軍も取得できるし、デフォルトで持っているユニットもいます。1ユニットの所持限度は4枚で、それ以上入手すると一番古いものを置き換えます。所持バフカードを全消去するリセットカードもあります。
PSP版で追加されたTP(技の行動リソース)は廃止。各種スキルはMPを消費する「アクションスキル」、パッシブスキルである「サポートスキル」、コストフリーでランダム発動の「オートスキル」に整理されました。
バフカードというSRPG史に残る失敗
このバフカードは本当に失敗としか形容できません。まずそもそも論として、移動や戦闘、デッキビルドの緻密な戦略性を魅力とするSRPGジャンルで、戦略的運用を拒むようなランダム性の強くて強力な要素をステージに配置するというのは愚策としか言えません。このせいで完全にバフカードゲーになっています。将棋で言ったらランダムで特定のタイミングで歩とかを特定の地点に進めるとそいつが龍になる、みたいな感じなので、なぜこんなギミックを追加したのか理解に苦しみます。しかもこんなのがマップに大量に敷き詰められています。
敵のバフカードを排除するには「リセットカード」というバフカードをノックバックなどで取らせるしかないにも関わらず、デフォルトで持っているユニットがいてイライラします。
関連作品、関連おすすめ作品
・『オクトパストラベラー』シリーズ(1.2)『STAR OCEAN THE SECOND STORY R』『ライブアライブ』『スーパーマリオRPG』:新古典主義的RPG。







